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トロイア戦記 講談社学術文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 2000/09/11 |
JAN | 9784061594470 |
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トロイア戦記
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トロイア戦記
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商品レビュー
4.3
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アマゾーンの女王ペンテシレイア メムノーンの悲運 アキレウスの最期 アキレウス追悼の競技大会 アイアースの自殺 エウリュピュロスのトロイア来援と勝利 アキレウスの嫡子ネオプトレモス エウリュピュロスの死 戦線復帰するピロクテーテース パリス散華 獅子奮迅のアイネイアース 木馬作戦...
アマゾーンの女王ペンテシレイア メムノーンの悲運 アキレウスの最期 アキレウス追悼の競技大会 アイアースの自殺 エウリュピュロスのトロイア来援と勝利 アキレウスの嫡子ネオプトレモス エウリュピュロスの死 戦線復帰するピロクテーテース パリス散華 獅子奮迅のアイネイアース 木馬作戦 トロイア陥落 ギリシャ軍の帰国 著者:スミュルナのコイントス(Quintus Smyrnaeus, 3世紀-4世紀、ギリシア、叙情詩人) 訳者:松田治(1940-2006、鹿児島、古典古代文学)
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これ、本当に戦記でした。 トロイア戦争のことしか書いていない。 例えば赤壁の戦いだったり、壇ノ浦の合戦だったり、物語の流れのなかで戦いを描いたものは、実は戦いそのものではなくてかけひきや各々の心情が書かれいて、そこが面白かったりするのだけど、これは本当に戦いのみ。 しかも肉弾戦。 剣で切った。槍で突いた。石を投げつけた。斧でぶった切った。 首が飛んだ。はらわたがからみついた。魂が飛んで行った。 三世紀に書かれたのにもかかわらず、2000年に本邦初訳なのも頷ける。 ただし研究者には懇切丁寧な注釈もついており、便利な本かもしれない。 ただの読者には、地名や位置情報などあまり関係ないけどね。っていうか、邪魔。多すぎ。 日本の神話も、神様たちの話からいつの間にか実際の歴史にシフトしていくけれど、これもそう。 シュリーマンが遺跡を見つけちゃったものね。 実際にこの戦いはあったこと。 だとしたら、この神様たちもどこかの大国だったのかもしれない。 ギリシャ対トロイ=代理戦争のような。 だって、神様たちもギリシャを応援するもの、トロイを応援するものに分かれていろいろ手を出してくるんだよ。 風をおこしたり、霧を発生させたり、大波をおこしたり、地割れをおこしたり。 人間わざじゃないな…。 もしかして神様は宇宙人だったのか? それだけでも、人間は神様の駒じゃない!と腹立たしいことこの上ないんだけど、ひいきするんだよね、こいつら神様は。 お気に入りだから助ける。気にくわないから殺す。 義理も人情もないよ。神様だからね。ヤクザ以下だけど。 英雄アキレウス(アキレス腱の元になった名前)は死んで神様の元に行きました。 戦いがすんで息子の夢枕に立つ。 「実はトロイに気に入った女がいるんだよね。勝ったら家に連れ帰ろうと思っていたけど、死んじゃったからさ、お墓の前に供えてくれない?あ、彼女の死体は遠くに捨ててね」 バカじゃないの!アキレウスなんて死んでしまえ!死んだけど。 でもって、バカ息子ってば(一応英雄だけど)そのとおりにするんだよね。 で、殺された彼女の母親は哀しみのあまり犬になり、そこいら辺をさまようことになりましたとさ。 ヾ(。`Д´。)ノ責任者呼んで来い!
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『イリアス』後のトロヤ戦争。アマゾネスの女王ペンテシレイアの参戦。アキレウスとの一騎打ち。エチオピアの王メムノーン参戦。アンティロコスの戦死。アキレウスの勝利。アポロンによるアキレウス殺害。アイアスとオデュッセウスの武具争い。アイアスの狂気と死。ヘラクレスの孫エリュオユロスの参戦とギリシア軍の危機。アキレウスの息子ネオプトレモスの戦線参加。ピロクテテスの復帰。木馬の計。トロヤ陥落。
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