なぜ、人は宗教にすがりたくなるのか 心理分析

小田晋(著者)

• 販売会社／発売会社: 三笠書房/
• 発売年月日: 2000/02/15
• JAN: 9784837918219

商品レビュー

2013/01/09

不安との付き合い方、日本人の宗教観、世界三大宗教の成り立ちなど
心理学の立場から分かりやすく、読みやすく書かれた一冊で。発行年が２０００年なので少し話題が古い感じがした。
著者の宗教と狂気と犯罪の境界線という切り口が
オウム真理教が世間わ騒がせた当時を物語っているなという感じ。

2010/02/16

感覚遮断
非常に孤独な状態にある人間は幻覚や幻聴・幻嗅を体験しやすくなる。その例として釈迦の悪魔降臨や空海の室戸岬での明けの明星、また修験者の人里はなれた山奥での修行などをあげている。
「目隠しをして耳栓をし、ぬるま湯に入っているだけで、たいていの人は数十分で幻覚が出始める」と書いてもある。

飢餓幻覚
極端な空腹状態になると正常な人でも幻覚が出てくることがある。

狂気から犯罪へ進むか　
救いを求めて宗教へすがるか
宗教が人格を変える
狂信的犯罪
人の心は如何に揺れ動くか精神科医が優しく教えてくれる