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鳥たちの舞うとき
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鳥たちの舞うとき

高木仁三郎(著者)

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鳥たちの舞うとき

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 工作舎/
発売年月日 2000/11/20
JAN 9784875023388

鳥たちの舞うとき

¥1,760

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2016/06/20

東日本大震災にみまわれたのが2011年で、高木仁三郎はこの悲劇を見ずして2000年に永眠した。 今から40年以上も前に彼は原発の危うさを市民活動家として訴え続けた。 そんな彼の最初で最後になる小説である。 闘病の中、口頭筆記により紡いだ彼の理想郷である。 ダム建設に反対する天楽谷...

東日本大震災にみまわれたのが2011年で、高木仁三郎はこの悲劇を見ずして2000年に永眠した。 今から40年以上も前に彼は原発の危うさを市民活動家として訴え続けた。 そんな彼の最初で最後になる小説である。 闘病の中、口頭筆記により紡いだ彼の理想郷である。 ダム建設に反対する天楽谷にやってきた彼が目にしたのは、野生動物がのびやかに駆け回り、空には鳥が舞う自然豊かな楽園だった。 そこでは人間と他の生物たちとの共生がみられ、長である平嘉平とその娘は1メートルはあろうかというトンビのアオと意思疎通ができる。 ダム推進派に危害を加えたとして、カラスを教唆、訓練したとして長は起訴される。 鳥の生存権と森の保護を訴えるも、そんな中長が死亡する。 圧巻は長の追悼のためのコンサート。ルツビンスキーの「森と鳥の歌」をフルートの清澄な演奏の中、鳥たちが舞う。 主人公の彼は幾ばくも無い命の最後に反原発に打ち込んだ日々を回想し、ダム建設が中止され、美しいモーツアルトの音色と夕映えの天空に舞う鳥たちの美しい光景に満ち足りた思いを抱く。 彼の遺言ともいえる作品である。 高木仁三郎著作集の方は専門的で難解ですが、この物語は、子どもから大人まで多くの人に読みついでいってほしいと思います。

Posted by ブクログ