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暴力について 共和国の危機 共和国の危機 みすずライブラリー
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暴力について 共和国の危機 共和国の危機 みすずライブラリー

ハンナ・アーレント(著者), 山田正行(著者)

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暴力について 共和国の危機 共和国の危機 みすずライブラリー

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 みすず書房
発売年月日 2000/12/13
JAN 9784622050605

暴力について 共和国の危機

¥3,520

商品レビュー

4.2

7件のお客様レビュー

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2020/09/26

暴力について―共和国の危機 (和書)2012年02月01日 16:15 2000 みすず書房 ハンナ アーレント, Hannah Arendt, 山田 正行 ハンナ・アーレントさんの本は良いです。自分自身もそれに近づける様にしたいと思うことができる。そういう人の本は非常に有益...

暴力について―共和国の危機 (和書)2012年02月01日 16:15 2000 みすず書房 ハンナ アーレント, Hannah Arendt, 山田 正行 ハンナ・アーレントさんの本は良いです。自分自身もそれに近づける様にしたいと思うことができる。そういう人の本は非常に有益だし、生きていくのに必要なものだと思います。 こんかいは『暴力について』でした。アレントさんの他の本を借りにいったら貸し出し中だったのでこの本を借りた。非常におもしろい。次は『革命について』を読んでみたい。 アレントさんの全集などでないかな?あったら買いたいけど高そうだから借りたい。きっと誰かが企画してるかもしれない。その人達に期待しています。

Posted by ブクログ

2017/09/01

人間の行為の特徴は、つねに何か新しいことを始めることであるが、それは一番最初から始める、無から創造することができるということを意味するわけではない。行為をなす余地をつくるためには、以前からあったものを取り除いたり壊さなければならないのであって、もとのままのものは変えられることにな...

人間の行為の特徴は、つねに何か新しいことを始めることであるが、それは一番最初から始める、無から創造することができるということを意味するわけではない。行為をなす余地をつくるためには、以前からあったものを取り除いたり壊さなければならないのであって、もとのままのものは変えられることになる。そうした変化は、もしわれわれがいま自分の肉体がいるところから頭のなかで自分自身を移して、さまざまな事物がいま現にあるのとは異なるものであるかもしれないことを想像することができなければ、不可能である。いいかえれば、〈事実の真理〉の意識的な拒否――嘘をつく能力――と事実を変える能力――行為する能力――は相互に関連しているのであって、両者は想像力という共通の源泉によってはじめて存在するのである。

Posted by ブクログ

2017/04/30

アメリカに亡命したハンナ・アーレントが、ベトナム戦争の激化、公民権運動や学生運動の高まり、プラハの春などなどの激動の時代を踏まえて、70年前後に書いた政治的なエッセイを集めたもの。いつもはアマゾンで本を買うのだが、久しぶりに書店で本を眺めていて、面白そうだったので、読んでみた。 ...

アメリカに亡命したハンナ・アーレントが、ベトナム戦争の激化、公民権運動や学生運動の高まり、プラハの春などなどの激動の時代を踏まえて、70年前後に書いた政治的なエッセイを集めたもの。いつもはアマゾンで本を買うのだが、久しぶりに書店で本を眺めていて、面白そうだったので、読んでみた。 いつもは難解な印象のアーレントだが、個人的にも興味をもっているこの時代の具体的な事件を背景に議論を進めて行くためか、わりと読みやすい。 テーマも、政治的な嘘、市民的不服従、暴力など、個人的に関心の強い問題群である。また、核兵器によって大国間の戦争が不可能になった状態での小国や小さな集団の軍事的影響力の増大など、今日のテロリズムやならず者国家の問題に直結する問題意識だとか、未来への希望を持てない世代の話とか、まさに今日的な状況そのものの洞察がたくさん含まれていて、とても40年くらい前のエッセイとは思えないものになっている。 とはいえ、そこはアーレント、やはり一筋縄ではいかない複雑さを内包している。 それが一番如実にでてくるのが、本の一番最後にでてくるインタビュー「政治と革命についての考察」で、いかにも70年代くらいの典型的左翼インテリといったインタビュアーの質問をバサバサと切り捨てつつ、誠実に、そしてかなり分かりやすく自身の立場を解説していくところが圧巻だ。 つまり、「黒か、白か」「賛成か、反対か」など、分かりやすいポジショニングを訪ねるインタビュアーに対して、「そんな質問、意味ないでしょ。世の中そんなに単純ではない」と単純なポジショニングこそ、ファシズムに通じるものだという感じで返答しつつ、ほとんど不可能であるものの唯一の可能性としての共和制への希望をもって、話は終わる。 その辺、なんだかんだで、非決定論や暴力論を経由して、「来るべき民主主義」を志向するデリダとも通じるかな、なんて、にわかデリダ読者は思ったりする。 というふうにインタビュアーをバカにした読みが可能なのは、誰にとっても今は、ポスト共産主義、ポスト冷戦、ポスト9. 11、あるいはポスト資本主義の時代になっていることが明らかな状況であるからであって、70年くらいの左翼インテリには、やっぱり「社会主義か、資本主義か」というフレームを通してしか、物事をみれなかったわけで、それはそれで、人ごとではなく、笑えない。 これまで気になる存在でありつつ、なかなか入門できなかったアーレントだが、これを機会に少し他の著書にも手を伸ばしてみようかな。

Posted by ブクログ

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