演習 熱力学・統計力学 セミナーライブラリ物理学6

広池和夫(著者), 田中実(著者)

• 販売会社／発売会社: サイエンス社/
• 発売年月日: 2000/10/10
• JAN: 9784781909646

商品レビュー

2022/09/09

　大学院の入学試験対策に使った本。
　熱力学・統計力学の演習書としては久保亮五『大学演習　熱学・統計力学』が非常に有名だが、例題を確か1、2章ぐらい解いたところで難しすぎて断念した（まったく解けないわけではないが、この本で演習するには時間が足りないと思った）。そこで他の演習書を探したのだが、丁度よい難易度と話題の多さだったのが本書だった。他にこの分野の主だった演習書として『演習しよう熱・統計力学』（鈴木久男）や『熱・統計力学演習』（瀬川洋）・『新・演習熱・統計力学』（阿部龍蔵）などがあるが、これらの本よりは難しめだと思う。

１ 熱力学第１法則と熱力学第２法則
２ 熱力学の諸関数
３ 熱力学の応用
４ 統計力学の原理
５ 単原子理想気体
６ 相互作用のない体系の統計力学の応用
７ 古典統計力学
８ 相互作用のある体系の統計力学

2014/11/22

［　内容　］
本書は、いわゆる難問や奇問を避け、基礎的な事項を理解するのに必要な例題と問題にとどめ、その数もあまり多くはならないようにつとめた。
数学の予備知識としては代数と微積分の初等的なものにとどめ、それを超えると思われるものについては基本事項や必要となる箇所で説明を加えた。
また、近頃の教科書には、熱力学と統計力学を融合させたものが多い。
しかし、本書は熱力学の部分の前半の３章と統計力学の部分の後半の５章とに分かれている。
ただし、双方に関連する重要事項や例題の引用については、十分に注意を払ったつもりである。
新訂版では、単位系を今までのｃｇｓ系からすべてＳＩ単位系に改めた。

［　目次　］
１　熱力学第１法則と熱力学第２法則
２　熱力学の諸関数
３　熱力学の応用
４　統計力学の原理
５　単原子理想気体
６　相互作用のない体系の統計力学の応用
７　古典統計力学
８　相互作用のある体系の統計力学

［　問題提起　］

［　結論　］

［　コメント　］

［　読了した日　］