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山椒魚戦争 ハヤカワ文庫SF
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山椒魚戦争 ハヤカワ文庫SF

カレル・チャペック(著者), 栗栖継(訳者)

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山椒魚戦争 ハヤカワ文庫SF

946

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房/
発売年月日 1998/11/30
JAN 9784150112523

山椒魚戦争

¥946

商品レビュー

3.9

9件のお客様レビュー

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2010/05/28

チェコが生んだ偉大な…

チェコが生んだ偉大な文学者カレル・チャペックが、人間社会と山椒魚の出会いを通じて人類の本質的な愚かさを鋭く描き、現代SFの礎となった名作。

文庫OFF

2026/04/19

もし、文明を築き得る知性を持つ動物が人類以外にも存在したら・・・。 そんなifが設定の大前提となっている古典的SFの名作。 この作品が書かれた時代背景(1935年のチェコ)が本作に多大な影響を与えていることは間違いないが、今さら感あるので、あえて現代人の目線で単純に本作の中身つい...

もし、文明を築き得る知性を持つ動物が人類以外にも存在したら・・・。 そんなifが設定の大前提となっている古典的SFの名作。 この作品が書かれた時代背景(1935年のチェコ)が本作に多大な影響を与えていることは間違いないが、今さら感あるので、あえて現代人の目線で単純に本作の中身ついてだけ書いておく。 さて、本作は、冒頭のたった一つの仮定をもとに驚くべき想像力を働かせて、限りなくリアリティに富んだ山椒魚繁栄の歴史を語っていく。 知性の高い山椒魚に遭遇したのは単なる偶然かもしれない。しかし、その後、人類が自らの手によって山椒魚を大いに繫栄させるに至ったのは必然だった、と確かに納得せしめる。 即ち、現代社会を支配する資本主義の論理によって、山椒魚を便利に利活用するうちに、気づいたときには行き過ぎていて、しかも行き過ぎていると気付いていながら殆どの国がチキンレースから降りられずに事態を悪化させていく様は、寒気がするほどにリアルだ。 しかし「想像力を働かせ」と書いたが、実際はそういうわけでもないのかもしれない。 第一章の山椒魚発見から人類による利用のくだりは、奴隷貿易の歴史を踏襲していると言えるし、第二、第三章はそのまま当時の欧州の政治・経済情勢をもとに書き起こしているだけともいえる。 登場人物による語りだけでなく、新聞や各種の記録を"語り手"が紐解いていくかたちで山椒魚の歴史が語られていく手法もまた、リアリティを与えるのに効果を生んでいる。山椒魚に関する各国の反応の違いもまた面白い。 さて、個人的には第一章はとても面白かったが、第二、第三章は正直勢いを失ったように感じた。 第一章では、まだ個としての山椒魚の生態そのものに焦点があたっていて、想像・創造の世界とリアルな人間の世界が交錯して実に読ませたものだが、第二章以降、山椒魚が集団として扱われてくるようになってくると、これはもう殆ど人間の歴史の語り直しのような様相を呈してきてしまっているように思う。 第三章の締めくくりも、訳者は上手いこと着地させたかのように解説で書き綴っていたが、私には単に「話の収拾がつかなくなってぶん投げた」エンドにしか思えなかった。笑 知性をもった山椒魚、というSF素材を徹底的にリアリスティックに描き、最終的には人間そのものを結局描くことになる・・・という構成は見事とも言えるだろうとは思うけど、もう少しSFしてほしかったなあとも思う次第。

Posted by ブクログ

2025/11/11

名作たる所以がところどころにあって、面白かった。 本当にあった出来事ではないかと思ってしまうほど、さすがカレル・チャペック!

Posted by ブクログ

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