商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社/ |
発売年月日 | 1998/08/05 |
JAN | 9784334761035 |
- 書籍
- 文庫
密偵ファルコ 白銀の誓い
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密偵ファルコ 白銀の誓い
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商品レビュー
3.8
9件のお客様レビュー
帝政ローマ時代のマイク•ハマーが主人公。 海外ドラマの「ROME」を観たばかりなので、庶民の住むあの雑多な町の風景が直ぐに浮かんでくる。
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- ネタバレ
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ようやく、友の会の人たちがいっていた作品に手がつけられる。と思って、勇んで読み出したのが、いけなかった。そのうえ、これを読む前に、E・ピーターズを読んでしまったのもいけなかった。出だしは、どうにも力抜けしてしまったのだ。文庫の裏には「E・ピーターズ亡きあとの歴史ミステリーを牽引する」などと書いてあるものだから、ついそのように思い込んでしまったのだ。(^^;しかし、読み進むにつれ、また違った味わいがあり、どうにも止まらなくなってしまった。時代がローマだけに、想像もつかない世界なのだが、身分違いの恋や冒険が、特に女性陣が気に入るのも無理はないか、と思わせる。さて、私はというと・・・当然、続編も読まねば(笑)。
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最初の5ページくらいが勝負かもしれない。ここでフォルム・ロマヌム(今のフォロ・ロマーノ)の雑踏や人々の声や日射しを感じられれば、あとはすんなり物語の世界にはいっていけるはず。古代ローマが舞台なので、古い地名(この巻ではロンドンやテムズ川も旧名で登場)や慣習に馴染みがないと、逆に...
最初の5ページくらいが勝負かもしれない。ここでフォルム・ロマヌム(今のフォロ・ロマーノ)の雑踏や人々の声や日射しを感じられれば、あとはすんなり物語の世界にはいっていけるはず。古代ローマが舞台なので、古い地名(この巻ではロンドンやテムズ川も旧名で登場)や慣習に馴染みがないと、逆にちょっと苦しいかも。 ローマで「密偵」をしている軍人上がりのファルコが大掛かりな銀の横流しについて調査していくお話。ふと気がつくと、あっさりブリテン島に行ってしまったり(ローマから2週間くらいらしい)、あっさり鉱山に潜入して(数か月も)死にそうになったり、展開は油断できません。その間、発端の殺人事件が、ことあるごとに彼の心を締め付け、苦しめます。 皮肉屋で、自嘲的だがどうやら心優しいらしいファルコ。この商売の人間にしては母親や親族,友人、知人たちとのつながりの深さがそこここに顔をのぞかせます。とくに戦闘で亡くなった兄には深い思いがあるようです。女遊びもいろいろしている割には純情で、29歳から30歳という年齢設定にしては、何やらかわいい男です。一方、登場する女性陣はなかなか強く、個性的でおおむね魅力的。やはり女性のミステリは高感度の高い人物が多いような気がします。 全体として現代的な展開、いつかドラマにならないかなどと妄想します。チネチッタには素晴らしいセットもあるし、カドフェルだってドラマになったのだから、けっこういけると思うのですが、さて。
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