善意の架け橋 ポーランド魂とやまと心

兵藤長雄(著者)

• 販売会社／発売会社: 文藝春秋
• 発売年月日: 1998/03/25
• JAN: 9784163538709

商品レビュー

2008/05/07

ネットでシベリア孤児の話を知って読んでみました。
日本とポーランドとの係わりと草の根の交流、ポーランドの近現代史が紹介されています。著者は元ポーランド駐在大使。
日本にいるとほとんど係わりのない遠い国のように思えますが、実は昔からいろいろと良い係わりがあることに驚きました。
互いの様々な想いや善意は架け橋となってつながっていくのだと感動しました。他にも戦争や隣国との係わりなどは、日本人にも興味深い話です。それにしても、近代日本の先人たちは、素晴らしい逸話が本当に多い…！
またカトリック界で有名だというコルベ神父の新しい資料が日本で発見されたと、少し前の新聞にも載りましたしね。
現代ポーランドの姿や生活がもっと書いてあればと思いました。ポーランドの味噌汁なんて飲んでみたい！（笑）
こういった素敵な関係は現代のもっと多くの人に知ってもらい、期待を裏切る片思いではなく（これにはグサリときた）、互いに笑顔な両想いの関係にしていきたいです。まずは自分が人に伝えることから始めよう。