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「昭和」という国家
1,980円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 日本放送出版協会/ |
| 発売年月日 | 1998/03/28 |
| JAN | 9784140803615 |
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「昭和」という国家
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商品レビュー
3.8
4件のお客様レビュー
年末(2025.12.28~ 6:40~)にNHKラジオでこの本の朗読があった。朗読は松重豊で5回くらいだったと思うが、興味を持ったので読んでみた。 読んでみると、この本自体が昭和61年の12回にわたる、司馬氏の「語り」の番組を書籍化したものだった。おもに昭和元年から昭和20年...
年末(2025.12.28~ 6:40~)にNHKラジオでこの本の朗読があった。朗読は松重豊で5回くらいだったと思うが、興味を持ったので読んでみた。 読んでみると、この本自体が昭和61年の12回にわたる、司馬氏の「語り」の番組を書籍化したものだった。おもに昭和元年から昭和20年までの日本について語っている。それは戦争に向かう、そして実際の従軍経験を経て、「いったいなぜこんな戦争を日本はしたのか」という問いに対する、氏のいうところの『雑談』である。 この本を読む前に読んでいた本は「普天を我が手に 第三部」奥田英朗氏による昭和に生きた4人の人物を描いた小説だが、こちら司馬氏の「雑談」は実際の当事者。小説では書き手の思いが縦横にかけめぐるが、実際の戦争従軍者である司馬氏の「思い」というのは複雑で一筋縄ではいかないものなのだなあ、という感じがした。 昭和元年から20年までは、大正12年生まれの氏にとっては、3歳から22歳までにあたり、満州に陸軍として行くも、本土が危ないとして終戦半年前に部隊ごと栃木県佐野市に駐在しそこで終戦。 終戦はショックだったという。「なんとくだらない戦争をしてきたのかとまず思いました。」そして「昭和前期の私は虫みたいなものでした」という。いったい日本とは何だろうということを、最初に考えたのは、中学生の時、昭和14年のノモンハン事件だという。「こんなばかな戦争をする国は、世界中にも無いと思うのです」と語る。 日本という国の森に、大正末年、昭和元年から敗戦まで、魔法使いが杖をポンとたたいたのではないでしょうか。特に昭和10年代からは「魔法の森」だ、と言う。発想された政策、戦略、あるいは国内の締め付け、これらは全部変な、いびつなものでした。 元の放送は、NHK教育テレビ、1986年(昭和61年)5月19日から12回にわたる司馬氏の語り。 司馬遼太郎氏は大正12年生まれ。大阪外語大モンゴル語学科を繰り上げ卒業して、陸軍の戦車連隊の一員として満州に行くも、終戦の半年ほど前、本土が危なくなったというので連隊ごと本土に戻り、栃木県佐野市で終戦を迎える。22歳だった。 モンゴル語は主語述語の順番が日本語と同じだ、とあった。 1998.3.30第1刷 1998.5.10第4刷 図書館
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「明治という国家」と併せて読むことをお薦めします。 司馬さんは戦争に行っているので、アジア・太平洋戦争の愚かさを身を持って体験しています。その体験から、昭和の日本を語っています。
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戦争と復興、その両方を抱えた時代が昭和である。 激動の幕開けは軍靴の響きとともに訪れ国民は一つの旗の下に動員された。 焼け跡から立ち上がったのは飢えと喪失を知る世代の底力だった。 高度経済成長は街を輝かせ暮らしを豊かにしたが心の中に戦争の影は残った。 司馬遼太郎は昭和をただの年代...
戦争と復興、その両方を抱えた時代が昭和である。 激動の幕開けは軍靴の響きとともに訪れ国民は一つの旗の下に動員された。 焼け跡から立ち上がったのは飢えと喪失を知る世代の底力だった。 高度経済成長は街を輝かせ暮らしを豊かにしたが心の中に戦争の影は残った。 司馬遼太郎は昭和をただの年代ではなく「国家の物語」として描く。 そこには力の誇示とその果ての空虚さそして再生の知恵が交錯している。
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