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カンパネルラ 長野まゆみEarly Works少年万華鏡2
1,540円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社/ |
| 発売年月日 | 1998/10/22 |
| JAN | 9784309621029 |
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カンパネルラ
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カンパネルラ
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商品レビュー
3.6
13件のお客様レビュー
梅雨の時期にはいつも「銀木犀」を読みたくなります。じめっとした雰囲気がとても好きです。〈カンパネルラ〉柊一はなぜかいつも兄の顔を思い出せない。絵から漂う銀木犀の香り。あれは兄なのか、それともカンパネルラか。〈銀木犀〉泥に沈んでいった雛鳥。喉の渇きを潤すため林檎を食べる燈水の姿が、...
梅雨の時期にはいつも「銀木犀」を読みたくなります。じめっとした雰囲気がとても好きです。〈カンパネルラ〉柊一はなぜかいつも兄の顔を思い出せない。絵から漂う銀木犀の香り。あれは兄なのか、それともカンパネルラか。〈銀木犀〉泥に沈んでいった雛鳥。喉の渇きを潤すため林檎を食べる燈水の姿が、柘榴を食べる月彦に重なる。「死んだ鳥の躰の中にある卵を食べるとね、ずっと少年のまゝでいられるんだよ」
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中編2編、再読。 ファンタジーというかホラーというか幻想というか、美しい言葉で表現された世界だけれど、銀木犀が不気味に怖い。
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夏季休暇に兄の暮らす祖父の家を訪れる柊一。やがて、水路の奥には兄の秘密の隠れ処があることを知る・・・。 この季節になるとふと、長野まゆみの本を再び開きたくなる。 彼女の描く水と幽玄の世界は、今、その季節に読まねばならないと思わせる魔力があるからだ。 渇望を充たしてくれるはずの...
夏季休暇に兄の暮らす祖父の家を訪れる柊一。やがて、水路の奥には兄の秘密の隠れ処があることを知る・・・。 この季節になるとふと、長野まゆみの本を再び開きたくなる。 彼女の描く水と幽玄の世界は、今、その季節に読まねばならないと思わせる魔力があるからだ。 渇望を充たしてくれるはずの水、そのはずなのに・・読み進めるうちに溺れさせられる。 降り注ぐ雨はあの世とこの世の境をあいまいにするし、刻々と姿を変える川もまた同じだ。どこまでが現実でどこまでが幻なのか、柊一にはわかっているのだろうか? 読み終わった後もずっと後を引く感傷と謎がいつまでも心を掴んで離さない、それがあちら(幽玄=本の中)とこちら(現実)の世界によく似ている気さえさせてくれる。 長野初期の掴みどころのない曖昧さと、美しい文体に魅了されることは間違いありません。ぜひとも夏に手にして欲しい一冊。 姉妹作品の銀木犀はまた似て非なる一冊。
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