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考える人 口伝西洋哲学史 中公文庫
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考える人 口伝西洋哲学史 中公文庫

池田晶子(著者)

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考える人 口伝西洋哲学史 中公文庫

880

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論社/
発売年月日 1998/06/18
JAN 9784122031647

考える人

¥880

商品レビュー

3.8

7件のお客様レビュー

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2010/05/28

絶版となり手にいれに…

絶版となり手にいれにくいこの本を文庫OFFさんにて入手。まずは感謝。著者比較的初期の作であるが、亡くなる直前まで繰り返し述べていた真実が、形を変えてここにもあったのに納得。哲学、という文字、思い込みから離れ、考えることをしてみたい、と41才の時”41歳の哲学”を読んで感じて以来、...

絶版となり手にいれにくいこの本を文庫OFFさんにて入手。まずは感謝。著者比較的初期の作であるが、亡くなる直前まで繰り返し述べていた真実が、形を変えてここにもあったのに納得。哲学、という文字、思い込みから離れ、考えることをしてみたい、と41才の時”41歳の哲学”を読んで感じて以来、約1年ちょっとか。あまりにも作者のことを知るのが遅すぎたと悔やまれる。せめて著作を味読しつくそう、というのが、現在の結構重要な人生の目的だったりする。

文庫OFF

2023/07/09

過去の哲学者たちの議論を自由に読みなおし、哲学の精神そのものを賦活しようとする試みがなされている本です。 まずとりあげられるのはヘーゲルです。著者は唯物論者や分析哲学者たちのヘーゲル批判をしりぞけて、ヘーゲル哲学の核心にある「絶対精神の自己認識」を、「ある考えが「わかる」のは、...

過去の哲学者たちの議論を自由に読みなおし、哲学の精神そのものを賦活しようとする試みがなされている本です。 まずとりあげられるのはヘーゲルです。著者は唯物論者や分析哲学者たちのヘーゲル批判をしりぞけて、ヘーゲル哲学の核心にある「絶対精神の自己認識」を、「ある考えが「わかる」のは、ちっぽけなこの私の能力などでは断じてない。「わかる」とは、考えについての考え自身の気付きである」とまとめています。 さらに著者は、ソクラテス、プラトン、アリストテレスといった古代の哲学者たちの精神に立ち返り、現代にいたるまでの哲学史のなかから何人かの哲学者たちをピックアップして、哲学研究の厚い雲におおわれている彼らの思想の根本にあるはずの、哲学の精神そのものをとり返そうと努めています。 アウグスティヌスとトマス、デカルト、カント、ニーチェなどを経て現代にまで、本書でとりあげられている哲学者たちは幅広いのですが、基本的には著者の考えにそった解釈がなされているので、めざすところはおなじだといってよいでしょう。これまで著者の本に触れたことのある読者は、著者が過去の偉大な哲学者たちとわたりあうすがたを本書の議論のうちに見ることができるのではないかと思います。

Posted by ブクログ

2023/05/14

p28 〜自己紹介をして下さい〜と言われた時の、腹立たしいような当惑〜 p29 #有=空に近いようでやや異なるか。 p34 それで私は、〜禅の方法を愛している。 #なるほど。 p69 「名付け」が、「意味」を、固定する p82 人間が言葉を語っているのではない。言葉が存在を語って...

p28 〜自己紹介をして下さい〜と言われた時の、腹立たしいような当惑〜 p29 #有=空に近いようでやや異なるか。 p34 それで私は、〜禅の方法を愛している。 #なるほど。 p69 「名付け」が、「意味」を、固定する p82 人間が言葉を語っているのではない。言葉が存在を語っているのだ。 p88 〜もはや何を「神」と呼んでも大差ない〜言葉がそこから出来し、かつまたそこへと回帰する〜 #仏道もとより豊倹より跳出? p169 〜「私」は私がそれについて思惟している神である〜。西洋の知性は〜滅多にこの境地に達しない。禅仏教などは、最初から最後までそのことしか言ってない(もしくは断じてそれを言わない)〜。 p177 〜私たちがあの原理を信じているのは、たえずそれを確証するかにみえる無限の経験の印象をうけているからである。 p322 因果律は帰納によって習慣になった信念〜

Posted by ブクログ

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