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歎異抄をよむ
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歎異抄をよむ

河田光夫(著者), 玉光順正(その他)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 明石書店/
発売年月日 1998/09/30
JAN 9784750310640

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商品レビュー

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2025/07/21

「歎異抄」は人気の書物らしく、数多くの解説本がありますが、どれも似たり寄ったりな気がします。最近の風潮として「読みやすさ」に焦点を当てたものが多いのですが、私がいくつか手に取ったものは本文に関する解説が浅いものばかりで、本当のところ分かった気になれないものばかりでした。しかしなが...

「歎異抄」は人気の書物らしく、数多くの解説本がありますが、どれも似たり寄ったりな気がします。最近の風潮として「読みやすさ」に焦点を当てたものが多いのですが、私がいくつか手に取ったものは本文に関する解説が浅いものばかりで、本当のところ分かった気になれないものばかりでした。しかしながらこの本は、著者(故人)が国語の先生であることもあって、古文としての正確な意味や時代背景、さらには親鸞自身の他の著作からの引用なども必要に応じて織り込みながらキッチリ解説してあるのが特徴で、たとえば私がどうしても分かった気になれなかった冒頭に出てくる「あづけしめたまふなり」について納得のいく説明をしてくれた唯一の本です。すでに品切れとなっていて新本は手に入らず、古本としても高価なものになっていますが、一読の価値はありました。ただしこの本は歎異抄のいわゆる前半部分のみについて語られたもので、元となった講演録がここまでであることによるもののようです(このことに関しては本書のどこにも言及がありません)。そのようなわけで、歎異抄について大筋で何が書いてあるのか分かれば良いという人にとってはこの本は不要なものかもしれません。しかしながら、上辺だけなぞるファスト教養のような読み方をするには、名文と名高い歎異抄はもったいない気が個人的にはします。なお、私自身は浄土真宗を含む仏教ならびに一神教、多神教等いかなる特定の宗教の信者としての自覚もない、ごく一般的な日本人です。

Posted by ブクログ