商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋/ |
発売年月日 | 1997/04/10 |
JAN | 9784163168401 |
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商品レビュー
3.6
12件のお客様レビュー
敬愛する米原万里さんの『打ちのめされるようなすごい本』からたどり着いた本です。 キリスト教がいうところの『愛』とはを自問自答しながら深めていく過程が奇想天外だけど、最初から最後まで笑いながら、時に涙しながら一気に読了!実際の女性雑誌名が登場人物の名前にもじられていたり風刺スパイ...
敬愛する米原万里さんの『打ちのめされるようなすごい本』からたどり着いた本です。 キリスト教がいうところの『愛』とはを自問自答しながら深めていく過程が奇想天外だけど、最初から最後まで笑いながら、時に涙しながら一気に読了!実際の女性雑誌名が登場人物の名前にもじられていたり風刺スパイスも効いて、非常に楽しかった。小説家って凄いなあ。
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カトリックの修道院で育った過去を持つ孤独なフランチェス子の身体にある日とつぜん人面瘡ができる。フランチェス子が「古賀さん」と名づけた股間の人面瘡は彼女を「おまえで男は勃たない、ダメ女」とののしる口の悪いヤツだったが、いつしか彼との生活に慣れていく。 ある日友達のカップルのために部...
カトリックの修道院で育った過去を持つ孤独なフランチェス子の身体にある日とつぜん人面瘡ができる。フランチェス子が「古賀さん」と名づけた股間の人面瘡は彼女を「おまえで男は勃たない、ダメ女」とののしる口の悪いヤツだったが、いつしか彼との生活に慣れていく。 ある日友達のカップルのために部屋を貸してあげたところ、大好評。恋愛に対して呪われた体質を持つフランチェス子は彼らが喜んでくれるのが純粋にうれしかった。だからかつて好きだったクスと友人のウィズ美が互いを好きだと知ったときも、自然にこの部屋で引き合わせようと思った。ところが古賀さんはそれを面白くないと思った様子で―― フランチェス子と古賀さんのやりとりは爆笑もの。古賀さんは男を萎えさせるフランチェス子の呪われた体質をこれでもかこれでもかと罵るのだが、それを甘んじて受け入れ、キリスト教の精神でつつましく暮らす彼女によっていつしか古賀さんのひねた性格にも変化が現れる。ラスト、ああくるとは思わなかった。寓話らしい微笑ましい終わり方で幸せな気持ちになる
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面白かった。変な世界観すぎて、途中で読むのやめようかとおもったけど、最後まで結局引き込まれて読んでしまった。フランチェスコが思いのほか、、魅力のあふれる女性だったのでしょうか
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