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木の一族 新潮文庫
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木の一族 新潮文庫

佐伯一麦(著者)

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木の一族 新潮文庫

398

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商品詳細

内容紹介 内容:行人塚.古河.ある帰宅.木の一族
販売会社/発売会社 新潮社/
発売年月日 1997/03/30
JAN 9784101342139

木の一族

¥398

商品レビュー

4.1

10件のお客様レビュー

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2010/05/28

小説の形をとってはい…

小説の形をとってはいるものの、こんなにも自分や自分の家族をさらけだしてしまっていいんだろうか。弱さをさらけだす強さとでもいうのか。不幸な話ばかりだが、どこか羨ましさを感じてしまうのはなぜだろう。

文庫OFF

2016/11/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

手に取る機会があって、標題作だけ読んだ。 「彼」、佐伯一麦の私小説。 さえきかずみ、と読むことだけ知っていた。 こういう作風なんだ。 一「と」月という表記が目につく。 私小説だから暗いというのではないんだろうなぁ。 そして、人生の切り売り、というのともまた違う感じ。 客観的に淡々と語られるので、現実感がないのだけれど、人生ってこうなのかも。 救いがないような、でもあると信じたいような。 私小説の捉え方は、佐伯さんが作中で書いている通りだと思う。 突然回想に入ったり戻ったりしているのも、読みづらいけれど実際の思考の飛び方と同じか、と妙に感心した。

Posted by ブクログ

2016/10/15

短編集かと思ったけど、少しずつ違う時期の、同じ家族の出来事を綴った連作集でした。ごくありふれた、でも少しだけ不幸が重なったかな、くらいの一家に起こるあれこれを、淡々とした文章で物語られている。現実の世界では結構な大事件だけど、小説の世界と考えると、それほど大きなイベントは起こらな...

短編集かと思ったけど、少しずつ違う時期の、同じ家族の出来事を綴った連作集でした。ごくありふれた、でも少しだけ不幸が重なったかな、くらいの一家に起こるあれこれを、淡々とした文章で物語られている。現実の世界では結構な大事件だけど、小説の世界と考えると、それほど大きなイベントは起こらない。でも何故か惹きこまれてしまう、不思議な魅力を持った作品でした。

Posted by ブクログ

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