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木の一族 新潮文庫
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木の一族 新潮文庫

佐伯一麦(著者)

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木の一族 新潮文庫

398

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商品詳細

内容紹介 内容:行人塚.古河.ある帰宅.木の一族
販売会社/発売会社 新潮社/
発売年月日 1997/03/30
JAN 9784101342139

木の一族

¥398

商品レビュー

4.1

10件のお客様レビュー

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2010/05/28

小説の形をとってはい…

小説の形をとってはいるものの、こんなにも自分や自分の家族をさらけだしてしまっていいんだろうか。弱さをさらけだす強さとでもいうのか。不幸な話ばかりだが、どこか羨ましさを感じてしまうのはなぜだろう。

文庫OFF

2026/09/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

青年は若すぎる年齢で夫となり、父となった。電気工として、小説家として妻とおなさ子三人を懸命に支える日々。 短編集かと思って読み始めたら私小説らしい。 22歳で出来婚した主人公が、三人の子供に良い環境を求めながら引っ越しを繰り返す。 その度に通勤時間が長くなり、早朝パートの妻ともすれ違い生活になる。 幼い頃に性被害にあった主人公は、性的な事にネガティブだったが、子供が出来た事で結婚することになる。 結婚前に同棲していたという妻の元恋人と彼女が連絡をとっていた事を知り、長女は本当に自分の娘なのかと疑問に思いながらも結婚生活は続いてゆく。 長時間通勤に心労がたたり倒れた主人公は、会社の寮に住むことになり単身赴任になる。 その頃、昔の亡くなった同僚の恋人と仕事先で再会する。 保育士として働く彼女とすぐに不倫関係になる。 終始、夫はとかその男はとか、父は私は、子供達の事も長女は、上の女の子はとか誰目線の話なんだろう?と混乱してページを戻ったが全て主人公目線らしく、俯瞰的な気持ちの時に一人称が変化するようだ。 最後にはここまで赤裸々に家族の事を小説に書くのなら離婚すると妻に言われ、あっさり離婚。 特段、大事件が起きるような内容もなく結婚から離婚までの日々を淡々と綴っているような印象。 犬の話だけは凄く悲しかった。 妻目線だったらもっと激しい感情や、夫や子供についても沢山の出来事が描かれそうだと思った。 妻の過去について謎が多くてもっと知りたい。 あとがきを読んだら、他の作品で話が前後してるかも知れない。(妻との出会い編があるのかも) 賞をとった小説でも自分の生活を晒されるのは私は耐えられない。 しかしながら他人の生活を覗き見て続きが気になるのは何故だろう。

Posted by ブクログ

2016/11/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

手に取る機会があって、標題作だけ読んだ。 「彼」、佐伯一麦の私小説。 さえきかずみ、と読むことだけ知っていた。 こういう作風なんだ。 一「と」月という表記が目につく。 私小説だから暗いというのではないんだろうなぁ。 そして、人生の切り売り、というのともまた違う感じ。 客観的に淡々と語られるので、現実感がないのだけれど、人生ってこうなのかも。 救いがないような、でもあると信じたいような。 私小説の捉え方は、佐伯さんが作中で書いている通りだと思う。 突然回想に入ったり戻ったりしているのも、読みづらいけれど実際の思考の飛び方と同じか、と妙に感心した。

Posted by ブクログ

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