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「心なおし」はなぜ流行る 不安と幻想の民俗誌 小学館ライブラリー
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「心なおし」はなぜ流行る 不安と幻想の民俗誌 小学館ライブラリー

宮田登(著者)

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「心なおし」はなぜ流行る 不安と幻想の民俗誌 小学館ライブラリー

880

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館/
発売年月日 1997/02/20
JAN 9784094600933

「心なおし」はなぜ流行る

¥880

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2021/07/06

都市民俗学の立場から、現代文化の諸相を通して日本人の心性について考察をおこなっている本です。 著者は、文化人類学がいわゆる「未開」というものがうしなわれたことでパラダイムの見なおしを余儀なくされたのと同様に、日本の民俗学も高度成長期以降に研究の対象がうしなわれ、その存在理由をあ...

都市民俗学の立場から、現代文化の諸相を通して日本人の心性について考察をおこなっている本です。 著者は、文化人類学がいわゆる「未開」というものがうしなわれたことでパラダイムの見なおしを余儀なくされたのと同様に、日本の民俗学も高度成長期以降に研究の対象がうしなわれ、その存在理由をあらためて考えなおすべき場所に立っているということを論じています。そして、現代社会の世相を民俗学の立場から分析することで、現代の日本人の心性を解明することに寄与しうるのではないかという見通しを語っています。 1980年代後半から1990年代前半に書かれた論考が収録されています。社会学では、その後都市論から郊外論へとブームが移り、現代の日本人の心性についての議論が積みかさねられていますが、それらの議論をくぐり抜けた現在では、本書の議論は古びているような印象をいだいてしまいます。しかも、たんにとりあげられている題材の古さによるものではなく、民俗学の枠組みそのものに、こうした印象を受けてしまう理由があるような気がしています。

Posted by ブクログ

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