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ワトソン一家に天使がやってくるとき くもんの海外児童文学
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ワトソン一家に天使がやってくるとき くもんの海外児童文学

クリストファー・ポールカーティス(著者), 唐沢則幸(訳者)

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ワトソン一家に天使がやってくるとき くもんの海外児童文学

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 くもん出版/
発売年月日 1997/11/07
JAN 9784774301587

ワトソン一家に天使がやってくるとき

¥1,540

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2018/06/25

20年ぶりに再読。原題は「1963年、ワトソン一家、バーミンガムに行く」で、アメリカの人にとっては「ああ!」となるのだろうけど、わたしは20年前に読んだときにはそこはまったくぴんとこなくて、今年になって『MARCH』やなんかを読んでから、1963年のバーミンガムにおける教会爆破事...

20年ぶりに再読。原題は「1963年、ワトソン一家、バーミンガムに行く」で、アメリカの人にとっては「ああ!」となるのだろうけど、わたしは20年前に読んだときにはそこはまったくぴんとこなくて、今年になって『MARCH』やなんかを読んでから、1963年のバーミンガムにおける教会爆破事件のことなんだなあということがわかったりしている。 献辞にはその事件で亡くなった四人の少女たちの名があげられているし、作者のあとがきにも当時の背景がくわしく述べられているので、その事件がこの物語の執筆にいたった大きな題材だったのはまちがいないのだけど、でもメインはあくまでもワトソン一家のゆかいなすったもんだであって、そこらへんがすばらしい。しょーもないあんちゃんや、子どもっぽいけど愛情深い父ちゃん、しっかり者で家で一番強い母ちゃんらの日常をユーモアたっぷりに描いて、だれもがワトソン一家を愛さずにいられなくなるところで、彼らがバーミンガムに向かう……だめ、そっちに行っちゃいけない!って、知ってる人はなるのだろうし、その歴史をこの本で初めて知る子どもたちや、わたしのような外国人は、「そんなことが!」と驚くことになる。 ソファのうしろのペット病院の話、いいなあ。これ、ようするに兄ちゃんや母ちゃんが、とても優秀な天然の心理療法士だったんだよね。無理強いせず、気が済むまでソファのうしろにいさせてやって、最後にちょっと背中を押して泣きたいだけ泣かせ、そうすることでケニーも、自分がどうしてずっとソファのうしろに隠れていたのか、自分の心をなやませていたのはなんだったかに気づくわけです。 翻訳も、今読んでもすっと入ってくる。うまいなあ。

Posted by ブクログ

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