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確実性の終焉 時間と量子論、二つのパラドクスの解決
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | みすず書房 |
発売年月日 | 2008/04/17 |
JAN | 9784622041085 |
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確実性の終焉
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商品レビュー
3.7
3件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
-20080719 プリゴジンの「存在から発展へ」「混沌からの秩序」を継ぐ本書が指し示すのは、非平衡過程の物理学と不安定系の動力学に基づき、揺らぎやカオスを導入することによって、自然法則の新しい定式化が果たされるということである。そこでは自然の基本的レベルにおいて、時間の流れが導入され、確実性ではなく可能性が、進化発展しつつある宇宙が記述されるに至る。
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自己組織化みたいな概念を理解するときに忘れてはならないのがイリヤ・プリゴジン。 どの程度、一般の読者を意識しているかは分からないが、少なくと物理学の専門家だけどに書いたものではないだろう時間の問題に関する3部作(なのかどうかは分からないが、「混沌からの秩序」「存在から発展へ」「確実性の終焉」を勝手にそう思っている)の最終作。 出だしの方は、割と入りやすいが、数式もだんだん出てきて、分からなくなる。 でも、「時間は宇宙より先に存在する」という刺激的な結論にいたるところは十分刺激的。 そして、不可逆性は必然であり、非平衡状態があるからこそ、宇宙や生命の秩序と発展が生じるのだ。量子力学のコペンハーゲン解釈も乗り越えて、実在論的に量子のパラドクスを乗り越えることができる道がある! みたいな本。 文系の私にはややタフであったが、理系の人には、私よりもっと楽しめるのではないだろうか?
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130602 中央図書館 時間tは、単に物理学の定式化で現れるパラメーター、というわけではない。不可逆な時の流れ「矢」を示すものである。非平衡過程の考察により、時間の矢は前と後ろを自由に取りかえられるものではない、ということがわかるのだ。 しかし、内容は難しい。
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