1,800円以上の注文で送料無料

ドイツ歌曲の歴史
  • 新品
  • 書籍
  • 書籍

ドイツ歌曲の歴史

渡辺護(著者)

追加する に追加する

ドイツ歌曲の歴史

3,520

獲得ポイント32P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 音楽之友社
発売年月日 1997/09/25
JAN 9784276131897

ドイツ歌曲の歴史

¥3,520

商品レビュー

0

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2013/08/15

モーツアルト、ベートーベン、シューベルト、シューマン、ブラームス、リスト、ワーグナー、ヴォルフ、マーラー、Rシュトラウスと辿りながら、それぞれの特徴が分かりやすく説明されている。シューマンはピアノに重きを置かれていた。ブラームスは管弦楽そのものが歌であった。ヴォルフは詩からの深い...

モーツアルト、ベートーベン、シューベルト、シューマン、ブラームス、リスト、ワーグナー、ヴォルフ、マーラー、Rシュトラウスと辿りながら、それぞれの特徴が分かりやすく説明されている。シューマンはピアノに重きを置かれていた。ブラームスは管弦楽そのものが歌であった。ヴォルフは詩からの深い情感を受けて、それを音楽にしていた、など。ヴォルフは特に歌曲の世界に特化しているだけ、著者も(そして私も)思い入れが強いように感じる。「詩の表現に従って、音楽は悲痛、陶酔的、内省的だが、淀むことなく、逆流することなく、せき止められてあふれ出ることがない。」また、シューベルトの魅力を「さすらい、語りかける自然、おのれの感情を反映する自然、静かな悲しみ、避けがたき死を歌う詩を選び、詩と曲の間の独特の躍動感が小宇宙を作り上げている」という表現も正にぴったり。「冬の旅」が友人たちに評価されなかったが、自信を失わなかったというエピソードは彼の先見性をもった天才ぶりを感じさせる。シューマンの歌曲ではイ長調が春や日光の明るさ、変イ長調がほのぼのとした光を表すという表現も、興味深い説明であり、確かめてみたい。また、マーラーが曲を通して「愛してください」と呼び掛けているという表現はこの人の特徴を言いえて妙です。現代作曲家ではプフィッツナーを「最後のロマンティスト」と表現し、評価が高いようであり、ぜひ一度聞いてみたいと感じた。特に「ブッセの詩による2つの歌曲」(Op19)この他、Op22,26,29,33,40,41の歌曲集。これだけ絶賛されればぜひ!

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品