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たんぽぽのお酒 ベスト版文学のおくりもの
1,980円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 晶文社 |
発売年月日 | 1997/08/02 |
JAN | 9784794912411 |
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たんぽぽのお酒
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たんぽぽのお酒
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商品レビュー
4.1
41件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
少年のひと夏の思い出や、彼が住む町で起こった事件を描いた小説。短編集ではないのだが、短編のお話がいくつも連続しているような作りになっている。個人的には、文章が装飾過多でごてごてしているように感じてあんまり合わなかった。 登場人物では人間タイム・マシンになるフリーリー大佐と、ガラクタ売りのジョウナスさんが好き。自分にも若い頃があったことを信じてもらえずに思い出の品を盗まれるおばあさんはかわいそうだった。
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とても文章が長いので最初は戸惑いました。 でもすぐにダグラス少年の夏の世界に夢中になりました。 庭に咲くたんぽぽの花をたくさん摘みお酒を作るのです。 この物語には生と死が描かれています。 ダグラスは生きていることに改めて気づき、様々な人の死に出くわします。そしてとても深く考えます...
とても文章が長いので最初は戸惑いました。 でもすぐにダグラス少年の夏の世界に夢中になりました。 庭に咲くたんぽぽの花をたくさん摘みお酒を作るのです。 この物語には生と死が描かれています。 ダグラスは生きていることに改めて気づき、様々な人の死に出くわします。そしてとても深く考えます。 弟のトムとのやりとりもとても素敵に描かれていました。
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実家の父の本で読む。二十年くらい読まなきゃと思いながら放置していた。 父の本は、おそらく日本で最初に翻訳されたバージョン。 晶文社 文学のおくりもの①1972年第八刷とある。 オリジナルは1957年Dandelion wine 長新太さんのイラストが可愛い。 読みはじめてすぐは...
実家の父の本で読む。二十年くらい読まなきゃと思いながら放置していた。 父の本は、おそらく日本で最初に翻訳されたバージョン。 晶文社 文学のおくりもの①1972年第八刷とある。 オリジナルは1957年Dandelion wine 長新太さんのイラストが可愛い。 読みはじめてすぐは、ポエティックすぎて、最後までついていけるか不安になった。 夏休みのはじまりと同時に、人生のきらめきを謳う、少年ダグラスの話。 舞台は1928年。今から100年近くも前のことだ。 途中から、イリノイにあるグリーンタウンに暮らす人々のオムニバスだとわかり、だんだん読みやすくなりほっとした。 弟のトムの性格が面白くて好き。 さっぱりとしたなかに、ユーモアと寂しさがある。 翻訳の文体が素敵で、おかげでラストまで読み通すことができた。 タイムマシンのような老人の最後の長距離電話の話、高齢女性と若い新聞記者の交流、一家の精神的支柱であったおおおばちゃんの話、遠くへ引っ越す親友とダグラスの別れなど。 物悲しいテーマもあるが、湿っぽくならず、それなのに強い寂しさを表していて、それがくっきりとした印象を残す。 ブラッドベリといえばSF作家なのだろう。そちらの方面はとんと疎いので、今後もほかの代表作を手に取るかはあやしいが、本書のエッセンスは私の好きな部類だった。 (何度か出てくる、タイコンデロガ鉛筆という名前が面白くて。はじめは大根?と見間違いしていた。ネットで見たら、今もこの鉛筆はあるらしい。ステッドラーやトンボの鉛筆みたいなかんじ。) きらきらした夏休みに乾杯。
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