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「市民」とは誰か 戦後民主主義を問いなおす PHP新書
726円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | PHP研究所/ |
発売年月日 | 1997/07/04 |
JAN | 9784569556956 |
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「市民」とは誰か
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「市民」とは誰か
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商品レビュー
3.7
11件のお客様レビュー
市民という言葉から、現代日本のかかえる問題を述べた本。 1997年の本だが、今でも通用するようなことが書かれている。それはつまり、20年前と今で同じ問題をかかえているとも言える。 日本で市民と言うと、権力や国家と対になるものと認識されているが、それは戦後社会がマルクス主義的な革...
市民という言葉から、現代日本のかかえる問題を述べた本。 1997年の本だが、今でも通用するようなことが書かれている。それはつまり、20年前と今で同じ問題をかかえているとも言える。 日本で市民と言うと、権力や国家と対になるものと認識されているが、それは戦後社会がマルクス主義的な革命史観の中で作り上げた誤解を含む。 結局は、ルソーの社会契約説に行き着くが、それがすべてなのだろうと思った。 国家や社会に属する以上、権利を手放して権利を得る。人民は国家や社会に責任を負うものであり、対立する存在ではない。 日本では人民の中に含まれる、臣民と市民という考えのうち、市民のみが切り離されている。本来は国家に責任を負う面も持ち合わせている。
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大学生の時に読んだ本。ヨーロッパにおける「市民」と日本における「市民」を比較して述べた本。 同意できる部分と、同意できない部分があった記憶。大学生だった私にとっては、市民という実態的意味をポリスから遡って考えるきっかけ、そして公と私について考えるきっかけとなった本でした。ただ、少...
大学生の時に読んだ本。ヨーロッパにおける「市民」と日本における「市民」を比較して述べた本。 同意できる部分と、同意できない部分があった記憶。大学生だった私にとっては、市民という実態的意味をポリスから遡って考えるきっかけ、そして公と私について考えるきっかけとなった本でした。ただ、少々まわりくどくて読みにくかった記憶。
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もう10年以上前に書かれた本です。図書館のリサイクル市でもらってきました。佐伯先生の本はまだ3冊目くらいですが、どれも読みやすい。第5章「祖国のために死ぬ」ということについて。市民は国家に守られている。だから、その国家が脅かされていれば、それを守る義務がある・・・。こんな感じで書...
もう10年以上前に書かれた本です。図書館のリサイクル市でもらってきました。佐伯先生の本はまだ3冊目くらいですが、どれも読みやすい。第5章「祖国のために死ぬ」ということについて。市民は国家に守られている。だから、その国家が脅かされていれば、それを守る義務がある・・・。こんな感じで書かれた憲法が多いようですが、日本の憲法はそうなっていない。私自身、「祖国のために死ぬことができるか」と聞かれれば、ただちに「NO」と答えるでしょう。日本という国に生まれ、日本文化の中で育ち、日本語でものを考えているのだから、日本がなくなってしまっていいとは思いません。しかし、それほどの強い思い入れがない。この辺、ヨーロッパやアメリカとはずいぶん感覚が違うのでしょう。いや、日本でも年代によってはずいぶん感覚が異なるのでしょう。さて、本書は9.11以前に書かれています。以後ならば書き方が少しは変わっていたのでしょうか・・・。
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