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イタリア的考え方 日本人のためのイタリア入門 ちくま新書
748円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房/ |
発売年月日 | 1997/02/21 |
JAN | 9784480056986 |
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イタリア的考え方
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イタリア的考え方
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商品レビュー
3.2
13件のお客様レビュー
日本人の持つイタリア…
日本人の持つイタリア人のイメージは間違っている。あらためてイタリアについて考えることによって、日本のあり方を考える名著。
文庫OFF
日本の文化を熟知したイタリア人が、日本人に向けて真のイタリアを紹介。 イタリアに限らず「イメージ=偏見」は他の国に対しても持っているもの。 「驚くほど本当のイタリアはイメージと違った」とまでは感じなかったが、やはり歴史・文明の深さによる国民性に関しては「なるほど」でした。
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著者は、文化人類学者の山口昌男のもとで学んだジャパノロジストです。本書は、日本人の間で広まっている、ステレオタイプのイタリア像の誤りを指摘するとともに、そうしたステレオタイプを求めてしまう日本人の文化理解の問題点にまで踏み込んで考察をおこなっています。 「陽気でオシャレ、だけど...
著者は、文化人類学者の山口昌男のもとで学んだジャパノロジストです。本書は、日本人の間で広まっている、ステレオタイプのイタリア像の誤りを指摘するとともに、そうしたステレオタイプを求めてしまう日本人の文化理解の問題点にまで踏み込んで考察をおこなっています。 「陽気でオシャレ、だけどいい加減」という、イタリア人につきまとうステレオタイプは、「ヨーロッパの中のオリエント」という幻想の地理学に由来します。日本は近代に入って、ヨーロッパの思想や学問、政治制度を学ぶ中で、イタリアという国家についての上のような理解を受け入れました。 しかし著者は、現代における日本人のイタリア像に、自文化を単一のものとして理解する日本人自身のまなざしが反映していることを指摘します。多様なイタリアを、「陽気でオシャレ、だけどいい加減」というステレオタイプにまとめ上げているのは、自国の文化にとっての「他者」をイタリアに発見することで、自国の文化の同一性を確立するという政治的な力学が働いているというのが、著者の指摘する問題です。 本書後半では、イタリア人の生活の多様性を読者に紹介するとともに、そうした多様性を発見し承認するために私たちに求められるのは、北欧的な支配的な知性ではなく、南欧的な「弱い思想」だということが語られています。
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