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魂の昭和史 震えるような共感、それが歴史だ
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魂の昭和史 震えるような共感、それが歴史だ

福田和也(著者)

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魂の昭和史 震えるような共感、それが歴史だ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 PHPソフトウェアグループ/PHP研究所
発売年月日 1997/08/05
JAN 9784569557748

魂の昭和史

¥1,571

商品レビュー

3.5

2件のお客様レビュー

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2012/04/15

 先輩Y氏のお勧め。タイトルはちょっとすごいですね。江戸から戦後までを、著者の見方で再整理したものですから、学校で教えられてきたものとは異なります。特に第一次大戦から満州事変まで、なぜ日本が戦争に突き進む結果になったのかに説得力を感じました。  明治から第一次大戦まで、西欧にキャ...

 先輩Y氏のお勧め。タイトルはちょっとすごいですね。江戸から戦後までを、著者の見方で再整理したものですから、学校で教えられてきたものとは異なります。特に第一次大戦から満州事変まで、なぜ日本が戦争に突き進む結果になったのかに説得力を感じました。  明治から第一次大戦まで、西欧にキャッチアップすることだけを考えて突き進んできた日本が、ラッキーにも戦勝国の一員としてヴェルサイユ条約に臨み、実態はまだまだにしろ先進国の末席に連なり、50年間の国家戦略が達成されます。しかしその後の大恐慌、保護貿易の暗い波のなかで、国内の特に農村の疲弊は窮まることに。西欧モデルではない新しい国家戦略が求められたとき、左からの共産主義、右からの陸軍皇道派のクーデタのいずれもヘゲモニーを得られませんでした。  グランドデザインが描けないとき、この国は優秀な官僚・中間管理職のマネジメントに頼る、と著者は言います。2・26事件から開戦までは、枠組みに手をつけずに現状維持を続けるマネジメントの力が中国大陸に既成事実を積み上げ、誰も予想もしなかった結末に向かっていくしかなかった、というのです。  そしてそれは現代も全く同じではないか、と著者は指摘します。

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2011/03/11

語り口がとてもいいと思う。対象としてる年齢もあるんだろうけど、教科書にずらーっとただ書かれているものに色がつき、温度がつき、感情が吹き込まれて、タイトルにあるように「共感」できるようになってる。 教科書もこういうふうにしたらいいんじゃないかとふと思った。 開国から、真珠湾までの連...

語り口がとてもいいと思う。対象としてる年齢もあるんだろうけど、教科書にずらーっとただ書かれているものに色がつき、温度がつき、感情が吹き込まれて、タイトルにあるように「共感」できるようになってる。 教科書もこういうふうにしたらいいんじゃないかとふと思った。 開国から、真珠湾までの連なりというか、精神的に継承してるのかもって実感が持てた気がする。ああ~、なんかわかるなあ、っていうかんじ。 おもしろかった。

Posted by ブクログ

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