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マクナマラ回顧録 ベトナムの悲劇と教訓
2,750円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 共同通信社 |
発売年月日 | 1997/05/28 |
JAN | 9784764103832 |
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マクナマラ回顧録
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マクナマラ回顧録
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商品レビュー
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6件のお客様レビュー
開高健の『ベトナム戦記』に続く第二弾。 ベトナム戦争をアメリカの政策立案側から回顧した本というのは意外と少ないのではないか。 後知恵、自己批判とみせた自己弁護という批判も分からなくないが、徹底的に当時の記録に当たりながら、当事者が描くアメリカ政府の意思決定の問題点はとにかく迫力満...
開高健の『ベトナム戦記』に続く第二弾。 ベトナム戦争をアメリカの政策立案側から回顧した本というのは意外と少ないのではないか。 後知恵、自己批判とみせた自己弁護という批判も分からなくないが、徹底的に当時の記録に当たりながら、当事者が描くアメリカ政府の意思決定の問題点はとにかく迫力満点。 もちろんこんなハイレベルの意思決定をしたことはないが、自分が非常に複雑で影響が深刻な意思決定を迫られた時、できるか? 自分にも釘を指しておきたい失敗の原因は以下: ・「専門家の不在」 - この場合レッドパージにより中国など共産陣営に詳しい人材が政権にいなかった ・交渉相手(競争相手)の本質の読み違い-ホーチミン氏を単なる共産主義者とみなし、民族主義を見落とした ・ターニングポイントにおいて、本質的な問いに答える事をせず、流されてしまった 読み始め:2020/10/20 読了:2020/12/11
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ロバート・マクナマラという人には、結構、興味がある。20代でハーバードのビジネススクールで教え、その後、第2次世界大戦中に統計関係の仕事で戦略策定にかかわり、大戦後、フォードの再建を行う。そして、その社長になった数週間後、ケネディ大統領からの要請により国防長官になる。そのとき44...
ロバート・マクナマラという人には、結構、興味がある。20代でハーバードのビジネススクールで教え、その後、第2次世界大戦中に統計関係の仕事で戦略策定にかかわり、大戦後、フォードの再建を行う。そして、その社長になった数週間後、ケネディ大統領からの要請により国防長官になる。そのとき44才。国防長官退任後は、世銀の総裁として活躍。という、すごい履歴の持ち主。 が、一般的には、ベトナム戦争の責任者と認識されていて、ベトナム戦争は「マクナマラの戦争」と言われるくらい批判の対象。この圧倒的なエリートの人の頭のなかがどうなっているのか、というのに以前から興味をもっていた。 その人のベトナム戦争回顧録なので、95年にこの本が出版され、97年に翻訳がでたときは、当然、興味もあり、読もうと思った。でも、なんとなく先延ばしにしていたら、数年まえに「フォッグオブウォー」という彼のインタビュー映画を観て面白かったので、読もうと思って、本を購入したのだが、やはり、そのまま放置。と、いうなかで、「今だ」という感じがしたので、ついに読んでみた。 さきに、映画をみていたので、「あっ」と驚くところは少なかったのだが、やはりこれは今読むのに必要だったので、これまで読まなかったんだな、と思った。 頭が良いだけじゃ、だめなんだという典型として論じられることが多いマクナマラさんだが、読んでみると、大統領への忠誠心とか、率直な提言力などなどが組み合わせられても、ベトナム戦争は防げなかったんだろうな、と思う。 不確定な状況のなかで、判断することの難しさ、頭の良い人たちの集まりでも、グループシンクに陥ってしまう事の不思議さ。かなり痛いものがある。
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ベトナム戦争を行っているアメリカ側で国務長官の見方で書いたものである。ケネディがキューバのカストロをギャングを雇って暗殺しようとした話はなぜか抜けているが、ベトナムへ支配について、回顧録当時はほとんど貧しい知識のままに戦争を継続していたという悲しい事実を書いている。
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