商品詳細
内容紹介 | 内容:ショ-ト・サ-キット.プレ-リ-・ドッグの街.端午 |
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販売会社/発売会社 | ベネッセコーポレーション/ |
発売年月日 | 1996/04/10 |
JAN | 9784828857688 |
- 書籍
- 文庫
ショート・サーキット
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ショート・サーキット
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50~70ページ程度の短編中編が三作「ショート・サーキット」「プレーリー・ドッグの街」「端午」。どれも主人公は電気工の青年で、都市での生活を細々と営む。 どれも根本は似たようにも捉えられるが、その方向性は全て異なる。表題作は弟子と仕事をするシーンや過去に焦点を当て、「プレーリー・...
50~70ページ程度の短編中編が三作「ショート・サーキット」「プレーリー・ドッグの街」「端午」。どれも主人公は電気工の青年で、都市での生活を細々と営む。 どれも根本は似たようにも捉えられるが、その方向性は全て異なる。表題作は弟子と仕事をするシーンや過去に焦点を当て、「プレーリー・ドッグの街」は繁華街を背景に風俗嬢と知り合う大雑把に言ってしまえば「一輪」に近い(厳密には違う)。「端午」も家族との暮らしに焦点を当てているという点では「木の一族」に似ている。 解説にもあるが、”春の夢”という言葉がちらほらと家族との関わりの上で表現されている。私小説という視点を持つと、作者のこの実生活を将来へ見据えればそれほどこの生活も続かないだろうという達観か失望か予感がしていたのだろうか、というのが窺える。
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