商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 学習研究社 |
発売年月日 | 1996/11/18 |
JAN | 9784054007741 |
- 書籍
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ホテル・アイリス
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ホテル・アイリス
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商品レビュー
3.1
27件のお客様レビュー
ナルホド、噂通りの問題作でした。 島に住み翻訳家を自称する老人と、対岸のリゾート地で家内営業をするホテルの受付に立つ美少女の愛の物語。 問題作たるゆえんは、普段は気弱な紳士の老人が二人になるとサディストに変貌し、少女はマゾヒストとして老人の苛めを喜んで受け入れることです。 小川さ...
ナルホド、噂通りの問題作でした。 島に住み翻訳家を自称する老人と、対岸のリゾート地で家内営業をするホテルの受付に立つ美少女の愛の物語。 問題作たるゆえんは、普段は気弱な紳士の老人が二人になるとサディストに変貌し、少女はマゾヒストとして老人の苛めを喜んで受け入れることです。 小川さんの物語の多くは暗い水底で演じられる舞台のような独特の静寂感を持ちますが、この作品は地上の物語という感じがします。ただ、やはりどこか異世界ではありますが。まあ『ミーナの日記』あたりと同じか。 なぜ、小川さんがこういうSMの性愛物語を描いたのでしょうね。その点で小川ファンの中で評価が分かれる作品ですが、個人的には(もちろんそんな嗜好は有りませんが)意外にすんなり入り込めて、予想以上に一つの愛の形として面白く読むことができました。 今年の2月に日台共同で作られた映画が封切されているのですね。主演の永瀬正敏はちょっとイメージが合いませんが。。
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初出の記載がなく書き下ろしか。 夏のリゾート地にある小さなホテル・アイリスの娘で17才のマリは、母親に命じられるまま毎日働いていた。 売春婦と泊まってトラブルを起こした男の命令口調の声に惹かれ、街で見かけた時に跡を付けて、50才以上も年上の男が遊覧船で行き来する島に住むロシ...
初出の記載がなく書き下ろしか。 夏のリゾート地にある小さなホテル・アイリスの娘で17才のマリは、母親に命じられるまま毎日働いていた。 売春婦と泊まってトラブルを起こした男の命令口調の声に惹かれ、街で見かけた時に跡を付けて、50才以上も年上の男が遊覧船で行き来する島に住むロシア語翻訳家だとわかる。 母を欺いて男の家に行くと、服を脱ぐよう命じられて胸が震え、服をはぎ取られて押さえつけられると痛みが甘美な香りを放ち、縛られて性器を探られると容赦なくおとしめて欲しいという願望があふれ出る快感を生んだ。 8才で父親を殺され、母親に厳しく服従させられてきたマリがなぜ男との関係にはまっていくのかは、読者には理解できない。
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2016/07/15 帯で「なぜ?」って煽っておいて、それだけ。 SMでしか愛情を表現できなかったのだろうか。アレは愛情だったのか? 私は、アレは愛情ではなく会話だったと思う。そう思えば、会話ができない甥の存在も気になる。
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