商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 1996/10/21 |
JAN | 9784062083737 |
- 書籍
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ちいさなちいさな王様
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ちいさなちいさな王様
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商品レビュー
4.1
279件のお客様レビュー
#89奈良県立図書情報館ビブリオバトル「贈りたい本」で紹介された本です。 2部制で実施の第2部。 1部は通常回で、2部は奈良県内の書店員によるエキシビションでした。 2018.4.21 https://m.facebook.com/events/1211793018923515?...
#89奈良県立図書情報館ビブリオバトル「贈りたい本」で紹介された本です。 2部制で実施の第2部。 1部は通常回で、2部は奈良県内の書店員によるエキシビションでした。 2018.4.21 https://m.facebook.com/events/1211793018923515?view=permalink&id=1413558028747012
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学校の司書さんに勧められて読んでみた。 久々の児童文学だった。 最近は実用書ばかり読んでるのでファンタジーに浸るのも楽しいなと思った。 ファンタジーっぽいけど、意外と現実にも繋がる部分がある気がする。 歳をとるとだんだん小さくなるっていう世界観面白い。 会社に行く途中、何か妨害するものを感じなかったか?と王様が言った時に会社に行く気がしないとか気が重いせいだと思ってたと僕が答え、王様が竜のしわざだって言ったのが新しくて面白かった。 これから会社に行きたくないって思った時は竜の仕業にしようと思う。笑 4章で、王様とぼくで星を見ていて、星を見るとどういう気持ちになるかっていう話になった時に、ぼくは「自分がひどくちっぽけな存在だと思う。」って言ってて私はその気持ちにとても共感していたのだが、王様が「それだけ大きな図体のくせして、あの彼方にある星をちょっと見ただけで、もう自分がちっぽけだなどと思うのかね?」と言っていたのが衝撃だった。 王様は星を見ると自分が巨大になっていく感じがするらしい。そのうち宇宙の一部にしかすぎない存在ではなく、宇宙全体となってほしさえも自分の中にあるって言っていて、私もそういうふうに思えたらいいのかなって考えた。 でも、実際は宇宙の全てでも一部でもないらしい。どの部分でもないっていうのも真理だなと。 「きっと、小さな王様が欠けていて寂しい思いをしている人がたくさんいる。気づいてないだけで。」っていうのもそうかもしれない。
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美術展でミヒャエル・ゾーヴァのファンになったものの、絵本を読んだのは初めて。 有名な挿し絵が絵本の随所に登場するので、どんな場面の絵なのかを理解できて楽しめた。 王さまの偉そうなのに子どもっぽく駄々をこねたりする愛らしいキャラクターは、絵の印象と全く相違ない。 夢が現実で、現実が...
美術展でミヒャエル・ゾーヴァのファンになったものの、絵本を読んだのは初めて。 有名な挿し絵が絵本の随所に登場するので、どんな場面の絵なのかを理解できて楽しめた。 王さまの偉そうなのに子どもっぽく駄々をこねたりする愛らしいキャラクターは、絵の印象と全く相違ない。 夢が現実で、現実が夢だったら?とか、存在しないものが存在する、など内容は哲学的。 常識に捉われたサラリーマンの元に現れた王さまの話は奇想天外なようで、子どもの頃にあった自由な発想を思いださせてくれる。 子どもに質問されたらなんて説明すればいいのか困ってしまう箇所もあるので、大人向け絵本です。
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