レ・ミゼラブル(上) 福音館古典童話シリーズ31
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レ・ミゼラブル(上) 福音館古典童話シリーズ31

ヴィクトル・ユーゴー(著者), 清水正和(訳者), G.ブリヨン

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レ・ミゼラブル(上) 福音館古典童話シリーズ31

2,750

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 福音館書店
発売年月日 1996/01/31
JAN 9784834013528

レ・ミゼラブル(上)

¥2,750

商品レビュー

4.1

16件のお客様レビュー

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2024/03/14

言わずとしれた不朽の名作。読む前からジャン・バルジャンやファンティーヌの不遇を知ってたから食わず嫌いが発症して読んでなかった。そして時間ができたから読んでみたけど、かなり面白い。最初のビアンヴェニュー閣下の話の時点で、ユゴーの話の運びの良さが発揮されていた。さらに読者の想像の先を...

言わずとしれた不朽の名作。読む前からジャン・バルジャンやファンティーヌの不遇を知ってたから食わず嫌いが発症して読んでなかった。そして時間ができたから読んでみたけど、かなり面白い。最初のビアンヴェニュー閣下の話の時点で、ユゴーの話の運びの良さが発揮されていた。さらに読者の想像の先を見越したかのようなストーリー。100年以上経っても笑える冗談のセンス。ずば抜けた稀代の文筆家だとわかった。フランス語で絶対読みたい作品ができたから、まずは日本語版を読破して、いずれフランス語版を手に入れようと思う。下巻に関しては、今のところ普通の青年マリウス君がどこまで頑張るかが見どころです。あと個人的にはジルノルマンの「おまえ、どうしようもないアホだな」がツボでした。

Posted by ブクログ

2022/05/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

学生時代、岩波の豊島訳で挫折したのを再挑戦(今回は縮約版)。 「忘れてはいけません、あなたが心の正しい人になるためにこの銀を使うと約束したことを」ミリエル司教の言葉に涙が止まりません。心のど真ん中に響きます。教会の前に静かに跪くジャン・ヴァルジャンの影が、悲しい。けど、信じられる。人は変われるんだ、と。 19世紀の西欧、身分は固定され、犯罪者は日の目を見ることがない社会。大多数の市民が、生きていくだけの時代。なかなか時代背景までは、理解できないけど、手工業から工場生産への転換期。資本主義自身もまだこれから。生活は働いても働いても市民は食べていくのが精一杯。仕事がなければ生きていけない。厳しい時代だったハズ。 本書も恐らく半分くらいはカットされていると、思われるけど、映画やミュージカルで描かれない場面も多く、一場面ずつ納得がいくようでした。 原書でも描かれていないけど、マドレーヌとして工場長になるまでの8年間を想い描く。ジャン・ヴァルジャンの人相まで変わっている。それが”ミリエル司教の力”だったんですね。だから、荷車も助けるし、他人の裁判にも自首するし、…。言葉をなくします。 余談ですが、マドレーヌ市長逮捕後の街の状況が描き出される。市長亡き後、工場は分割され信用が落ち、注文もなくなる。休業破産の嵐で、なにもかも消滅した、と。これが、普通の世間なのかもしれない、と納得してしまいました。

Posted by ブクログ

2020/11/27

舞台や映画にもなった作品。現代日本を生きる私たちには、このようなヨーロッパの貧困生活は遠い世界かもしれないが、このように全く知らない世界を知ることができることが、物語の面白さである。これを実感できる作品。

Posted by ブクログ

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