商品詳細
内容紹介 | 内容:蛇を踏む.消える.惜夜記 |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋/ |
発売年月日 | 1996/09/01 |
JAN | 9784163165509 |
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蛇を踏む
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蛇を踏む
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商品レビュー
3.2
46件のお客様レビュー
現実なのか空想なのかわからない話。言葉選びはすごく美しいが、結論など考えてしまう私には少しストレスが大きく「消える」まで読んで挫折した。
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「先生の鞄」の川上さんの、原型質がここにある。読まずに彼女を好きな人は、一度読んでみるといい。なかなかな感受性があらわで、只者じゃない、すごい。
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自身の小説を「うそばなし」と呼ぶ川上さんの、正に原点ともいうべき作品集。 あとがきで「うそ」の国は「ほんと」の国がすぐそばにあって、ところどころには「ほんと」の国と重なっているぶぶんもある、と書いておられる。 今回の作品集を読んで納得した。 蛇をうっかり踏んでしまったことで女に化けた蛇に居つかれてしまったり、気配を残しながらも突然消えてしまったり、と多種多様な「うそ」の国に生きる主人公達。 それらは我々の「日常」にはない「非日常」であるにも関わらず、私の心の奥がざわざわする。 この感覚に似たものを私は秘かに持っている。 特に『消える』の、結婚後徐々に縮んでしまったヒロ子にはとても共感した。 他人から見たら余り変わっていないように見えるのかもしれないけれど、結婚後、私も縮んでしまった気がしてならない。 川上さんに、心の奥にそっと仕舞っていた闇を一突きされた。
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