商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 工作舎/ |
発売年月日 | 1996/10/25 |
JAN | 9784875022718 |
- 書籍
- 書籍
女性を弄ぶ博物学
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
女性を弄ぶ博物学
¥3,520
在庫あり
商品レビュー
3
1件のお客様レビュー
18世紀の博物学界隈を例に、科学というものは当時の社会規範や常識からの影響から逃れられないという話。なぜ数ある哺乳類の特徴から、リンネは「乳房」を名前に使ったのか。言われてみたら確かにという感じ。 タイトルの「女性を弄ぶ」というのはちょっと本の内容からずれている。内容を反映させ...
18世紀の博物学界隈を例に、科学というものは当時の社会規範や常識からの影響から逃れられないという話。なぜ数ある哺乳類の特徴から、リンネは「乳房」を名前に使ったのか。言われてみたら確かにという感じ。 タイトルの「女性を弄ぶ」というのはちょっと本の内容からずれている。内容を反映させるなら「女性を拒む博物学」と言ったところだろうか。それでもまだ半分しか正しくない。拒まれていたのは女性だけでなく、有色人種も、である。こうしてみると、この本のタイトルもまたジェンダー観の影響から逃れられていないように見える。 昨今、ダイバーシティがなぜ叫ばれているのかということについて、この本は一つの答えとなるように思える。一方でこの発想は、同じ属性を持つ人は同じ考え方をするということが前提にある。これはこれで役割の押しつけだとか、ステレオタイプがどうとかで批判されないのだろうか。ほら、女性らしい発想を求める、とか嫌いな人多いだろ。
Posted by