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インディアンに囚われた白人女性の物語 刀水歴史全書41
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インディアンに囚われた白人女性の物語 刀水歴史全書41

メアリー・ローランソン(著者), ジェームズ・E.シーヴァー(著者), 白井洋子(訳者)

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インディアンに囚われた白人女性の物語 刀水歴史全書41

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商品詳細

内容紹介 内容:メアリ-・ロ-ランソン夫人の捕囚と救済の物語 メアリ-・ロ-ランソン著. メアリ-・ジェミンソン夫人の生涯の物語 ジェ-ムズ・E.シ-ヴァ-著
販売会社/発売会社 刀水書房
発売年月日 1996/07/21
JAN 9784887081956

インディアンに囚われた白人女性の物語

¥3,080

商品レビュー

4.3

3件のお客様レビュー

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2021/04/26

捕虜となり、インディアンと一緒に生活することになった白人女性がその社会でどんなふうに生活し、生きていったのかにとても興味があった。  宗教的な文言はぴんと来ないものの、ローランサン夫人の手記には飢えに苦しみながら口にすることができた原始的な食べ物に感動する様子があるが、それ以外に...

捕虜となり、インディアンと一緒に生活することになった白人女性がその社会でどんなふうに生活し、生きていったのかにとても興味があった。  宗教的な文言はぴんと来ないものの、ローランサン夫人の手記には飢えに苦しみながら口にすることができた原始的な食べ物に感動する様子があるが、それ以外にもそこでどんなものを食べていたかはとても興味深かった。  印象に残っているのはインディアンが捕虜に執ったおどろおどろしい拷問や処刑の描写。民族性なのか、敵意、憎しみによるものなのか。

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2020/12/16

放送大学テキストのアメリカの歴史の本で紹介されており、気になって借りた。 異なる時代の二人の女性のインディアン捕虜体験記が読める。 一人目のメアリー・ローランソン夫人の話は3ヶ月近くの捕虜生活がかなり宗教色の濃い語り口で語られる。「野蛮人」「異教徒」といった先入観があるために、イ...

放送大学テキストのアメリカの歴史の本で紹介されており、気になって借りた。 異なる時代の二人の女性のインディアン捕虜体験記が読める。 一人目のメアリー・ローランソン夫人の話は3ヶ月近くの捕虜生活がかなり宗教色の濃い語り口で語られる。「野蛮人」「異教徒」といった先入観があるために、インディアンとの交流の様子には常に緊張感と軽蔑が漂っている。インディアンの略奪や残虐行為はえげつないなと思ったが、開拓の名のもとに侵略を進めた白人たちもやってることは似たりよったりだと思うのでなんとも言えない。 二人目のお話は10代のときに捕虜となり、そのままインディアンの養子として迎えられ、生涯をインディアンとして過ごした女性の話。一人の女性の波乱万丈の人生が凝縮されており、読み応えがある。自分の家族を殺したのとは別の部族に引き取られ、そこで養親やその家族と新たに深い絆を築いていく。 終盤では度重なる戦争、さらにお酒による堕落により、インディアンたちが部族消滅へと正に向かっていっている時代の記録も垣間見える。最後の訳者解説にあるようにどこまでが実際に語られた話でどのように著者が手を加えたのか分からないというのは留意しなければならない。

Posted by ブクログ

2013/12/03

 放送大学の講座「アメリカの歴史と文化」を受講していてこの本に出会った。これには次の2つの「インディアンに囚われた白人女性の物語」が収録されている。 ①メアリー・ローランソン夫人の捕囚と救済の物語 ②メアリー・ジェミソン夫人の生涯の物語  アメリカでは誰でも一度は読んだことが...

 放送大学の講座「アメリカの歴史と文化」を受講していてこの本に出会った。これには次の2つの「インディアンに囚われた白人女性の物語」が収録されている。 ①メアリー・ローランソン夫人の捕囚と救済の物語 ②メアリー・ジェミソン夫人の生涯の物語  アメリカでは誰でも一度は読んだことがあるといわれるほど有名な歴史読み物だそうだ。大学の指定図書にされているほどだ。  「ローランソン夫人の物語」は白人側から見た野蛮なインディアン社会を語っている。出版後すぐに聖書に次ぐベストセラーになったという。いたるところに聖書が引用されており、信仰に救われたことを強調している。どんな困難に会おうとも、その都度聖書の一節を思い浮かべ心の支えとした。ただ異教徒の私からみると、信仰を強調するあまり布教のために創作・編集したのではないかと思ってしまう。  「ジェミソン夫人の物語」は逆にインディアン側から見た白人とインディアンの闘いを描いている。ジェミソン夫人は14歳という若い年齢でインディアンの捕虜になったということもあってかインディアンの生活に馴染み、インディアンと結婚して生涯をインディアンとして送った。こちらはジェミソン夫人が80歳を過ぎてからある男性が聞き取りで綴ったものなので、どこまでが真実か、創作が含まれていないか疑問なところはある。  いずれにしてもどちらも大変リアルであり、当時の先住民の文化を知ることができる。  私はインディアンのことは西部劇映画でしか知らなかったが、今回この本を読むことができ、その暮らしぶりを少しだけ知ることができた。また戦闘については「ローランソン夫人の物語」ではインディアンの残忍さのみが強調されていたが、「ジェミソン夫人の物語」ではインディアンが捕虜に対してなぜそのような残忍な拷問や殺戮をするのか説明されていて興味深かった。開拓者の立場だけでなく、先住民の側から見た両者の争いの様子が分かり、アメリカでも長い間読まれているのもうなずけると思った。

Posted by ブクログ

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