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危険な純粋さ
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危険な純粋さ

ベルナール=アンリレヴィ(著者), 立花英裕(訳者)

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危険な純粋さ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 紀伊國屋書店/
発売年月日 1996/12/20
JAN 9784314007856

危険な純粋さ

¥2,349

商品レビュー

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2022/03/12

ー 巷には「素人軍事評論家」が数多くいてーつまり、今の言葉で言えば、事情に通じた知識人やジャーナリストだがー現実に選択された政策がもたらした結果がくどくど解説されたし、厳格に国家理性の立場から、すなわち、冷厳な現実政策の立場からあらゆる要素を考慮にいれるならば一番高価につくのが非...

ー 巷には「素人軍事評論家」が数多くいてーつまり、今の言葉で言えば、事情に通じた知識人やジャーナリストだがー現実に選択された政策がもたらした結果がくどくど解説されたし、厳格に国家理性の立場から、すなわち、冷厳な現実政策の立場からあらゆる要素を考慮にいれるならば一番高価につくのが非介入であることを各々が自覚するようになったこともやはり認めておいてよいのではないだろうか。 順不同だが、ともかく、西欧諸国がとった実に奇怪な路線がもたらした現実の貸借勘定は次のようになる。一国の四分五裂。収容されたか亡命した百五十万の難民。集団保障体制の破綻。国連の威信失墜。弱肉強食の掟の横行。ジリノフスキーを先頭とした大小の原理主義指導者への願ってもない鼓舞。地域の流動化。ボスニアのイスラム教徒が望んでいないにもかかわらず、われわれが彼らを窮地に追い詰めることによって、いわばわれわれ自身が建設しかねないイスラム国家出現の可能性。 ようするに、不介入がこれほど高価につき、これほど理不尽であったことはないのだ。民主主義体制が不可解にもこれほどまでに影が薄くなったこともない。 このような角度から見るなら、事態はヒトラーを前にしたミュンヘン宥和派の名高い盲目と比べても 一段と謎めいている。あるいは、教訓的というべきだろうか? ー ベルリンの壁崩壊、ソ連の自壊後の世界を占う作品。 「純粋さへの意志」という熱病に冒されたロシアの回復を祈る。

Posted by ブクログ

2010/05/01

 冷戦直後、ある本が大ヒットした。フランシス・フクヤマの「歴史の終わり」である。 http://www.amazon.co.jp/dp/4837956564/ref=pd_cp_b_3 http://www.amazon.co.jp/dp/4837956572/ref=pd_cp...

 冷戦直後、ある本が大ヒットした。フランシス・フクヤマの「歴史の終わり」である。 http://www.amazon.co.jp/dp/4837956564/ref=pd_cp_b_3 http://www.amazon.co.jp/dp/4837956572/ref=pd_cp_b_2  彼が言うには、(アメリカの)西側陣営の勝利を宣言し、リベラルな民主主義が今後の世界において唯一信じられ、歴史はこれで何もない静かなものになるであろう、と。  しかし、現実の歴史は意外な展開をする。ボスニア、ルワンダetc.。あげればきりがない。実に多くの国々で多くの戦いが生じた。フクヤマの予言は誤っていたのだ。  著書、ベルナール=アンリ・レヴィはこれを原理主義への回帰と言う。冷戦直前の状況に世界は戻ってしまったのだと説く。「純粋さへの回帰」、それがキーワードだという。民族浄化、追放。自民族の国を作ること。純粋なるものを目指し、様々な国家が新たな戦争(ほとんどが内戦)を引き起こすと言う。タイトルの通り、純粋さへの過度の信仰は、危険でしかないのだ。したがって、「危険な純粋さ」なのである。  残念ながら、あまり理解できていない。フランス人(哲学者?)特有のちょっとわかりにくいことばに混乱させられてしまった。しかし、この本は我々の時代の行く末を予言する、非常に重要なものに思える。だから、また読んでレビューを書きなおそう。

Posted by ブクログ