商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論社/ |
発売年月日 | 1996/09/18 |
JAN | 9784122026926 |
- 書籍
- 文庫
食は広州に在り
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食は広州に在り
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商品レビュー
3.8
8件のお客様レビュー
広東の豊かな、贅沢な食文化がギュッと詰め込まれている。日本はグルメ番組が多くて、日本人は食べることばかり考えていると揶揄されるが、そんなの足元にも及ばないほどの食道楽、世界一。 そして、食だけでない、中国、東洋の文化がたっぷり。 初版が1975年だけあって、若干、女性蔑視な表現が...
広東の豊かな、贅沢な食文化がギュッと詰め込まれている。日本はグルメ番組が多くて、日本人は食べることばかり考えていると揶揄されるが、そんなの足元にも及ばないほどの食道楽、世界一。 そして、食だけでない、中国、東洋の文化がたっぷり。 初版が1975年だけあって、若干、女性蔑視な表現が多い。当時は多分当たり前で、笑いをとるために書かれている。まぁ、この本の本質はここにはないので気にすることはない。 じっくり読めるお気に入りの本。
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『壇流クッキング』を読むついでに、並行して『食は広州に在り』も読み返してみた。初めて読んだときほどの面白さはなかったとは言え、開陳される数々のエピソードや故事は秀逸で、暇な時間にチラチラと読んでいただけだったのに、あっという間に一冊読んでしまった。 邱永漢の本は他も面白そうなの...
『壇流クッキング』を読むついでに、並行して『食は広州に在り』も読み返してみた。初めて読んだときほどの面白さはなかったとは言え、開陳される数々のエピソードや故事は秀逸で、暇な時間にチラチラと読んでいただけだったのに、あっという間に一冊読んでしまった。 邱永漢の本は他も面白そうなので、もう何冊か読んでみよう。
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台湾でうまれ 香港、広州、日本で 生活した 邱永漢の 身体には さまざまな 食が 通り過ぎていった。 また お嫁さんは、広州生まれの料理にくわしい人だった。 それを 噛み分けて、美味しい 文化比較論が さりげなく 表現される。 『人間は生きるために食うのであって、 食うために生...
台湾でうまれ 香港、広州、日本で 生活した 邱永漢の 身体には さまざまな 食が 通り過ぎていった。 また お嫁さんは、広州生まれの料理にくわしい人だった。 それを 噛み分けて、美味しい 文化比較論が さりげなく 表現される。 『人間は生きるために食うのであって、 食うために生きているのは豚だ』 食う楽しみを 単に食うだけでなく 料理の作り方まで 懇切丁寧に 説明する。 よく考えれば、なぜ中国人は これほどまでに 豚が 好きなんだろう。豚を丸ごと食べてしまう。 世界の半分の豚を中国人が食べているという現実は、 なんともいえないほどの ブタフリークだ。 邱永漢の 言葉の選び方が 実に素晴らしい。 選んだ〈中国語〉から、話がひろがっていく。 そして、縦横無尽に 中国の逸話が語られる。 また、父親が 食べる事が好きで、 カラスミに眼がなかったという話から 邱永漢の 食のルーツがよくわかる。 昆明で いっしょに食事した時 学成食堂で 宜良ダックを 『北京ダックよりも安くて美味しい。 それに、気軽に食べられるのがいいね。』 と 笑顔で語られたのが、 読みながら その笑顔を思い出した。 食を楽しみ、人生を楽しみ、 そして、日本 台湾 香港 広州 雲南を 駆け巡る 人生に 終止符をうたれたのが残念。 あの笑顔といっしょに 雲南で おいしい物を食べたいと思う。
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