商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社/ |
発売年月日 | 1995/04/26 |
JAN | 9784309009773 |
- 書籍
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八月六日上々天気
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八月六日上々天気
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商品レビュー
3.7
20件のお客様レビュー
めずらしく女性が主人公の作品。従兄の史郎と珠紀の関係がいいなぁと思う。きっとほとんどの読み手が物語の最後に直接的な言葉で語られるより悲しさを感じてしまうはず。
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従姉弟のそこはかとない思慕の漂う関係を本当に美しく描いている.史郎の4才年上の珠紀への憧れ想いが切なくて,広島の原爆の悲劇が背景から浮かび上げってくる.心に染み入る物語りである
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昭和16年に女学生だった珠貴の、あの日までの話。 どこにでもいそうな、ちょっと気の強い少女珠貴。 戦時下の暮らしが、珠貴目線で語られることで、身近なものに思えてしまう。 出征のため、たった一週間しか一緒にいられなかった夫市岡、4つ年下の従兄弟史郎、彼らと紡ぐささやかな幸せが...
昭和16年に女学生だった珠貴の、あの日までの話。 どこにでもいそうな、ちょっと気の強い少女珠貴。 戦時下の暮らしが、珠貴目線で語られることで、身近なものに思えてしまう。 出征のため、たった一週間しか一緒にいられなかった夫市岡、4つ年下の従兄弟史郎、彼らと紡ぐささやかな幸せが、この時代ならではと、身につまされた。 市岡、史郎の死、原爆投下、その言葉を出さずに表現することで、この物語の美しさが極まったと思う。
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