1,800円以上の注文で送料無料
ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学 中公文庫
  • 新品
  • 書籍
  • 文庫
  • 1224-30-02

ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学 中公文庫

E.フッサール(著者), 細谷恒夫(訳者), 木田元(訳者)

追加する に追加する

ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学 中公文庫

1,650

獲得ポイント15P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論社
発売年月日 1995/06/18
JAN 9784122023390

ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学

¥1,650

商品レビュー

4.3

6件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/12/13

『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』は、フッサールが1935年にプラハとウィーンで行った講演を基に、1936年に『哲学叢書』に掲載された著作です。これは彼の最後の主要著作となりました。 本書でフッサールは、近代科学と哲学が陥っている深刻な危機について論じています。その危機と...

『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』は、フッサールが1935年にプラハとウィーンで行った講演を基に、1936年に『哲学叢書』に掲載された著作です。これは彼の最後の主要著作となりました。 本書でフッサールは、近代科学と哲学が陥っている深刻な危機について論じています。その危機とは、科学が数学的・客観的な方法に過度に依存し、人間の具体的な生活経験から遊離してしまったことにあります。科学は確かに大きな成功を収めましたが、その代償として「生活世界(Lebenswelt)」という、私たちの直接的な経験世界との結びつきを見失ってしまったというのです。 フッサールは特にガリレイ以降の近代科学を批判的に検討し、科学が世界を数学的に理解可能な対象として捉えることで、主観的・質的な経験の次元を捨象してしまったと指摘します。この「自然の数学化」によって、科学は確かに精密な知識を得ることには成功しましたが、人間の生きた経験から遊離し、真の意味での「理性」を見失ってしまったというのです。 この危機を克服するために、フッサールは「生活世界」の概念を導入します。生活世界とは、科学的抽象に先立って私たちが直接的に経験している世界のことです。フッサールによれば、すべての科学的認識は究極的にはこの生活世界に基礎づけられているはずなのです。 本書の重要な特徴は、現象学的方法を歴史的な文脈の中で捉え直していることです。フッサールは、ヨーロッパ精神の本質を「普遍的な理性の理念」に見出し、現代の危機をこの理念の忘却として理解します。そして、現象学こそがこの危機を克服し、真の意味での合理性を回復する道を示すことができると主張します。 この著作は、単なる科学批判にとどまらず、現代社会が直面している根本的な問題に光を当てています。科学技術が急速に発展する現代においても、「人間とは何か」「科学の真の意味とは何か」という問いを考える上で、重要な示唆を与え続けている古典的著作といえます。 この著作は、後のハイデガーやメルロ=ポンティらの実存主義的現象学、さらには現代の科学哲学や技術論にも大きな影響を与えました。特に「生活世界」の概念は、現代の社会理論や環境倫理学などでも重要な役割を果たしています。​​​​​​​​​​​​​​​​

Posted by ブクログ

2017/02/25

我々自身が内的な世界に引き込まれ、それによって長い間完治はされていたがしかし常に感知されてきた「超越論的なもの」の次元が我々に真に見えるようになり、直接的に経験されるようになるであろう。こうしてその無限性という性格を持って開かれている経験の基盤が、直ちに方法論的に研究を進める哲学...

我々自身が内的な世界に引き込まれ、それによって長い間完治はされていたがしかし常に感知されてきた「超越論的なもの」の次元が我々に真に見えるようになり、直接的に経験されるようになるであろう。こうしてその無限性という性格を持って開かれている経験の基盤が、直ちに方法論的に研究を進める哲学の耕地になる。しかもそれは考えられうるあらゆる過去の哲学的問題がこの基盤から定期され、決定されるべきだということの明証的な意識のもとにそうなる。

Posted by ブクログ

2014/10/26

[ 内容 ] 本書はフッサールが最晩年、ナチスの非合理主義の嵐が吹きすさぶなか、ひそかに書き継いだ現象学的哲学の総決算である。 彼はその時代批判を、近代ヨーロッパ文化形成の歴史全体への批判として展開し、人間の理念をめぐる闘争の過程であった歴史そのもののうちに、自らの超越論的現象学...

[ 内容 ] 本書はフッサールが最晩年、ナチスの非合理主義の嵐が吹きすさぶなか、ひそかに書き継いだ現象学的哲学の総決算である。 彼はその時代批判を、近代ヨーロッパ文化形成の歴史全体への批判として展開し、人間の理念をめぐる闘争の過程であった歴史そのもののうちに、自らの超越論的現象学の動機を求める。 [ 目次 ] 第1部 ヨーロッパ的人間の根本的な生活危機の表現としての学問の危機 第2部 近代における物理学的客観主義と超越論的主観主義との対立の起源の解明 第3部 超越論的問題の解明とそれに関連する心理学の機能 [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品

履歴をすべて削除しました