商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 紀伊國屋書店 |
| 発売年月日 | 1995/06/30 |
| JAN | 9784314007115 |
- 書籍
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原子爆弾の誕生(下)
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原子爆弾の誕生(下)
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第二部 特別統治権(上巻からの続き) 第十三章 新しい世界 第十四章 物理学と荒野の地 第十五章 熱別の獣 第十六章 黙示録 第十七章 この時代の災い 第三部 生と死 第十八章 トリニティ(三位一体) 第十九章 焔の舌 エピロー...
第二部 特別統治権(上巻からの続き) 第十三章 新しい世界 第十四章 物理学と荒野の地 第十五章 熱別の獣 第十六章 黙示録 第十七章 この時代の災い 第三部 生と死 第十八章 トリニティ(三位一体) 第十九章 焔の舌 エピローグ 謝辞 訳者あとがき 注釈 参考文献 人名索引
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非常に考えさせられるテーマ。原子物理学の発展から戦後の水爆開発と国際政治まで扱う。ピューリツァー賞を受賞しており、記述が具体的で史実を知るのにとても勉強になる。歴史は避けられない時系列で進んでいく印象を抱いたが、過去について良し悪し二元論で考察するのは意義が無く思われ、いずれにし...
非常に考えさせられるテーマ。原子物理学の発展から戦後の水爆開発と国際政治まで扱う。ピューリツァー賞を受賞しており、記述が具体的で史実を知るのにとても勉強になる。歴史は避けられない時系列で進んでいく印象を抱いたが、過去について良し悪し二元論で考察するのは意義が無く思われ、いずれにしても倫理面での批評は難しく、戦争がいかに狂った惨虐極まりないものかを改めて考えさせられた。 ボーアが科学者としてだけでなく、いかに優れた人物であったかが印象的だった。その他、ハウケリドによるドイツの重水奇襲や、パシュ中佐による科学者や研究所差し押さえなど、初耳だった戦中特殊ミッションも印象的。
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およそ10年前、未だハードカバー版しかなかった本書を図書館で借りてきて読んだ時の衝撃を未だに忘れられない。 未だに最高機密として公開されていない部分もある原子力爆弾の開発の経緯を、その核となる原子物理学の草創期から追いかける。 アインシュタインがルーズベルトに書いた手紙がアメリカ...
およそ10年前、未だハードカバー版しかなかった本書を図書館で借りてきて読んだ時の衝撃を未だに忘れられない。 未だに最高機密として公開されていない部分もある原子力爆弾の開発の経緯を、その核となる原子物理学の草創期から追いかける。 アインシュタインがルーズベルトに書いた手紙がアメリカが原爆開発を始めるキッカケとなったというのが一般的な話だが、その手紙自体を書いたのはレオ・シラードという物理学者で、アインシュタインはその意見に同調してサインをしたにすぎない。 本書の冒頭、レオ・シラードがロンドンの街角で信号待ちをしている。彼はその時、中性子の衝突によって分裂するような元素を発見できて、1個の中性子をぶつけることで、2個の中性子が飛び出してくるなら、核分裂の連鎖反応を起こせるのではないかと思いつく。そのことが核エネルギーの解放、原子爆弾の発想の始まりだった。 本書の特徴は単にマンハッタン計画を追ったものではなく、原爆開発の論理的基盤である原子物理学がどうやって成立したのか、そしてそこに関わった科学者たちがどういう人々であり、彼らは何故、連鎖反応起こす=原子力爆弾を開発するという流れに巻き込まれたのか、又は巻き込まれなかったのか?という点に多くのページを割いていることだろう。 そこは科学者の無責任とか、身勝手とかそういう単純な話ではなく、原子物理学が成立した時点で誰もが思い至ったであろう連鎖反応という「プロメテウスの火」と人間はどう向き合おうと苦闘したのかという話だ。
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