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オールマン・リバー 自由と平和の歌手ポール・ロブスン
6,408円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 芸術現代社 |
発売年月日 | 1995/05/20 |
JAN | 9784874631294 |
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オールマン・リバー
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オールマン・リバー
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黒人の俳優、歌手として名の知られたポール・ロブスンの伝記で、なかなか手に入らない、貴重な本。頂き物です。 15歳で逃亡奴隷となり、以後独学で大学まで出た父を持つポール・ロブスンは1898年生まれ。努力家でもあったろうが、スポーツもでき学業も優秀、大学は首席で卒業するほどの、まさ...
黒人の俳優、歌手として名の知られたポール・ロブスンの伝記で、なかなか手に入らない、貴重な本。頂き物です。 15歳で逃亡奴隷となり、以後独学で大学まで出た父を持つポール・ロブスンは1898年生まれ。努力家でもあったろうが、スポーツもでき学業も優秀、大学は首席で卒業するほどの、まさに文武両道の人だったらしい。俳優や歌手としての能力が世界中で高い評価を受けているけれど、その生涯はまさに「吹き荒れるマッカーシー旋風の只中」であり、黒人の権利を主張し続けた人としても大変功績のある人だったことが書かれている。 著者は孫娘のスーザンで、自身の生い立ちと共に、逆境の中でポールがどんな生き方をしたのか、どんな仕打ちをされてきたのかについて、沢山の写真と共に記している。 表題となっている『オールマン・リバー』は、元は絶望の歌であったものをポールが抵抗の歌に変えて唄い、ヒットした曲。ポールは公演も世界中だったけれど、演説もずいぶんあちこちで沢山行っており、その政治的な発言がもとで、コンサートのキャンセルを始め、命の危険にさらされるほどの目にも何度も遭ってきたらしい。しかし、そうしたリスクは承知の上で、彼は断固として譲らず、活動も止めず、映画でも黒人の尊厳を傷つけるような役柄は断っていたのだそう。 抵抗の歌、と言うと、歌をツールに主義を訴えていたのかとも取れるが、彼の場合は、歌も文筆も演説も演劇も、全てがその考えや主張の表現のひとつだったのだろう、と考える方がしっくりくる。 この本を読むまで、彼の名前や功績をきちんと知らなかった。マスコミによる彼についてのさまざまな報道も、ずいぶんと偏りがある様だ。この時代のアメリカで、黒人として声を上げて主張をし、成功していくことがどれだけ大変だったか、、、身内が書いていることを差し引くとしても、誇張などではない、大変な闘いだっただろうと想像できる。 ああ、アメリカってこういう歴史を持っている国なのだよなぁ、、、、、と、改めて再認識させられた。 Kさん、ありがとうございました!
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