商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 小学館 |
| 発売年月日 | 1995/06/10 |
| JAN | 9784095630137 |
- 書籍
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トランクの中の日本
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トランクの中の日本
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商品レビュー
4.8
18件のお客様レビュー
喉の奥は詰まり息が出来ず、胸は締め付けられ、胃は持ち上がり、涙は止めどなく溢れ、今まで目や耳にしてきたどんな戦争の記録よりもリアルに心を激しく揺さぶられた一冊でした。 当時若干23歳だったジョーオダネル氏が従軍カメラマンとして終戦後の焦土化した日本の状況を写真に収めるようにとの...
喉の奥は詰まり息が出来ず、胸は締め付けられ、胃は持ち上がり、涙は止めどなく溢れ、今まで目や耳にしてきたどんな戦争の記録よりもリアルに心を激しく揺さぶられた一冊でした。 当時若干23歳だったジョーオダネル氏が従軍カメラマンとして終戦後の焦土化した日本の状況を写真に収めるようにとの任務を得、公的なものとは別に私用カメラで撮影し、40年間フィルムをトランクにしまったまま現像されずにいた写真。 景色や人物を捉えた写真はもとより、添えられている文章にオダネル氏の情に厚く、感受性豊かで優しい人柄が伺える。晩年は体調が優れず痛みをたたかい、数えきれない手術と入退院を繰り返したのは、カメラを片手に終戦直後の長崎、広島の瓦礫だらけ爆心地をさまよい、放射能を浴びたのが原因だったとのこと。このことにも別の感慨を覚える。 因みのこと本を手に取ったのは、NHKドキュメンタリー 「バタフライエフェクト」レンズの向こうの戦争 ジャーナリスト 沈黙との闘いがキッカケである。 初版から30年以上経って初めて手にした写真集だが私のような人の多くの手に届くことを願う。
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中学生か高校生の頃に新聞で見た「焼き場にて、長崎」の衝撃がずっと心に突き刺さったまま。 この本の存在を知り、あの写真だけでなく、ジョー・オダネルが佐世保に上陸する直前からアメリカ帰国後までの数ヶ月の佐世保、長崎、福岡、広島を見ることができる。 文字では表現しきれない世界、人々...
中学生か高校生の頃に新聞で見た「焼き場にて、長崎」の衝撃がずっと心に突き刺さったまま。 この本の存在を知り、あの写真だけでなく、ジョー・オダネルが佐世保に上陸する直前からアメリカ帰国後までの数ヶ月の佐世保、長崎、福岡、広島を見ることができる。 文字では表現しきれない世界、人々と、対照的な米軍の表情を見る。 彼が、この写真を封印せず、世に出してくれたことを感謝する。 人が蒸発するって、どういうことか、原爆は全てを消し去るということがどういうことか、今、まさに今この時代に、核保有国ではなく全世界の人々に見てほしい。
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敗戦後、日本の長崎及び広島における原爆投下直後の状況を、軍令によって撮影した米海兵隊の写真家であった著者。300数枚撮影したネガは帰国後、トランクに入れ、封印していた。しかし、数十年後このままではいけないと、封印を解き、米スミソニアン博物館での原爆写真展で公開しようとした。しかし...
敗戦後、日本の長崎及び広島における原爆投下直後の状況を、軍令によって撮影した米海兵隊の写真家であった著者。300数枚撮影したネガは帰国後、トランクに入れ、封印していた。しかし、数十年後このままではいけないと、封印を解き、米スミソニアン博物館での原爆写真展で公開しようとした。しかし、アメリカ国内の圧力で実現しなかった。それ故、この写真集という形で出版されたのが本書。 ここにはあの有名な、弟をおんぶして口をまっすぐに結び直立不動の少年の写真もある。この解説を読んで、涙。私は写真だけを目にしていたのだけど、この写真の後、少年はおんぶしている弟(既に亡くなっている)を火葬に付すのだけど、その時も、弟を見ることなく、直立不動のままじっと前を見つめていたという。この時、少年は何を思い考えていたのだろうか。 ある時はとても奇妙な恰好をした老人に逢った。その老人は流ちょうな英語でこういったそうです。「私はアメリカを許しますが、忘れてくれと言われてもそれは無理です」。 周囲は瓦礫と化し、荒涼とした場所に立つ浦上天主堂。これもほぼ破壊されている。それを見て、カルバリの丘のようだと例える著者。 覆い尽くす瓦礫、人々の営みはそこにはない。それを見て、「神様、私たちはなんてひどいことをしてしまったのでしょう」と記す著者の言葉が静かに心に響きました。
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