商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 平凡社/ |
発売年月日 | 1995/04/14 |
JAN | 9784582760941 |
- 書籍
- 新書
日本アルプス
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日本アルプス
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商品レビュー
5
4件のお客様レビュー
素晴らしい景色の表現、過酷だった時の辛さ、伝わってきます。 また、当日の日本人がどんな様子だったのかが感じられます。早く寝て早く起きる!みたいな勝手なイメージだったのですが割と遅くまでどんちゃんしてました。旅行記的なイメージで読み始めましたが、民俗を学ぶ意味でも読めた気がします。
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2018/6/30 ジュンク堂三宮駅前店にて購入。 2020/9/1〜9/7 日本にスポーツ登山を根付かせたウェストンが1891年(明治24年)から1914年(大正3年)にかけて、登ったアルプスの山々と、当時の日本の風俗を描いた古典的名著。今のように登山道や山小屋が無い時代の山の様子や、人々の暮らしが克明に描かれていて、大変興味深い。上高地のウェストンのレリーフは見たことがあるが、今度行った時はじっくり見ながら当時に思いを馳せたい。
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NHKのテレビ番組「鶴瓶の家族に乾杯」は、笑福亭鶴瓶さんとゲストとが全国各地を訪問し、初対面の家族との飾りの無い会話や、その土地の生活風景が楽しめる番組です。 ところでウェストン氏は明治期に来日、日本アルプスを目にしてその姿の美しさに魅了され、登山家として「自分の足跡を残したい...
NHKのテレビ番組「鶴瓶の家族に乾杯」は、笑福亭鶴瓶さんとゲストとが全国各地を訪問し、初対面の家族との飾りの無い会話や、その土地の生活風景が楽しめる番組です。 ところでウェストン氏は明治期に来日、日本アルプスを目にしてその姿の美しさに魅了され、登山家として「自分の足跡を残したい」欲求によって山々を巡る、というのが大まかな本書の内容です。 しかし私にとってこの本の最大の魅力は、ウェストン氏が登山の途中で見た日本の風景と、同氏が出会った当時の日本人とのやり取りとに、多くの文章が割かれているところにあります。 静寂を美徳とする西洋人として、夜更けの宿屋でいつまでも止まらないドンちゃん騒ぎの隣室で苦笑するしかない著者。一方、著者の友人の医者が旅先で好意で診察した後、文字通り十重二十重におじぎをしてお礼をするお年寄り。19世紀後期の日本人の長所短所がとてもよく描けています。 しかも著者は異国の地の風習を「上から見る」あるいは「珍しそうに見る」姿勢は全くありません。だから100年以上たった今読んでも、著者の見方に共感したり、著者がたどった旅にあこがれたりできるのです。 著者の目的は確かに「登山」でしたが、日本人と日本の風景を本当に身近に感じてくれた姿勢と、それを記録として残してくれたことに、日本人として素直に「ありがとう」と言いたいです。 (2007/8/2)
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