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ブナ帯文化
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ブナ帯文化

梅原猛(著者), 安田喜憲(著者), 南木睦彦(著者), 岡本素治(著者), 渡辺誠(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新思索社/
発売年月日 1995/09/01
JAN 9784783502098

ブナ帯文化

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2013/02/15

縄文文化の発達(渡辺誠) ・ドングリのアク抜きが開発されたのは縄文中期だが、前期までさかのぼる可能性が高い。 ・ミズナラ、コナラのアク抜きは水さらしと加熱処理、トチの実は灰あわせが必要、アカガシ、シラカシは水さらしのみ、スダジイ、マテバシイはアク抜き不要。 農耕と生活文化(市川...

縄文文化の発達(渡辺誠) ・ドングリのアク抜きが開発されたのは縄文中期だが、前期までさかのぼる可能性が高い。 ・ミズナラ、コナラのアク抜きは水さらしと加熱処理、トチの実は灰あわせが必要、アカガシ、シラカシは水さらしのみ、スダジイ、マテバシイはアク抜き不要。 農耕と生活文化(市川健夫) ・中世に米麦二毛作が成立し、茶、綿花、藍などを加えた文化複合が完成し、江戸時代中期には日本全土に普及した。明治時代に、綿花、藍、菜種、雑穀類が急減し、養蚕と茶栽培が発展。戦後は麦類、大豆、養蚕が衰退し、野菜、果実、畜産が発展した。 ・ブナ林帯における繊維作物は大麻と苧。 ・かつて関東平野で行われていた焼畑の原植生はシイ、カシなどの照葉樹林で、その跡地は現在コナラ、クヌギ、アカマツなどの陽樹からなる雑木林になっている。 ・ヤマグリは明治以降に鉄道枕木用として大量に伐採され、ほとんどが消滅した。 マタギの世界(石川純一郎) ・マタギの狩猟技術や伝承には鎌倉期以降の狩りの作法や民俗宗教の影響が濃厚で、蝦夷の末裔ではない。 ・大まかな生活パターンは、春は山菜採集、夏は農耕、秋は木の実やきのこ採集、冬は狩猟。 ブナ材の利用(斎藤功) ・囲炉裏でブナなどの落葉広葉樹を燃やすことは、ヒエやナラの実の保存に役立ち、茅葺き屋根を長持ちさせる効果がある。 ・ブナは、ナラやカシに比べると火力が弱く長持ちしない。 ・ブナ材の利用は、枕木、家具、楽器、フローリング、積層材など。 日本と世界のブナ林(大場達之) ・ブナ林は、太平洋側ではスズタケ、日本海側ではチシマザサが多く、中部内陸ではウラジロモミやミズナラと混交林を形成する。 ・中部ヨーロッパのブナ林は、中世から近世にかけて薪炭用などに切りつくされた。

Posted by ブクログ

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