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赤の女王 性とヒトの進化 翔泳選書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 翔泳社 |
発売年月日 | 1995/01/27 |
JAN | 9784881351468 |
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赤の女王
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赤の女王
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商品レビュー
4.7
5件のお客様レビュー
環境で説明できない生物の特徴は殆どが性淘汰で説明可能とし、人間においてもこれは同じで、人間の脳はクジャクのオスの尾羽と同様、異性を魅了する能力の副産物だとして、生物学的なオスとメスの違いの延長線上としての人間の本性を解明した名著。
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1995年刊行。著者は「エコノミスト」で科学関係記事を執筆しているジャーナリスト。生物進化においてダーウィンが唱えた自然選択淘汰論は、功利主義的な捉え方をされることが多い。ならば、有利な遺伝的素養を持つ個体が生まれれば、余計なエネルギーを要し、遺伝的劣化を招来するかもしれない有性生殖を必要とするとは限らない。つまり、性の存在に説得的な説明を齎していない。一方、自然淘汰仮説は、捕食率が上昇する形態が進化の過程で成立した点の説明にも難を来していた。典型例が雄の孔雀の美しい羽である。これらの疑問に対する説明概念を本書は仮説として提起。前者は赤の女王仮説、後者は雌が雄の選択権を有する性選択論におけるハンディキャップ仮説である。割合判り易く解説されているが、人間の一夫多妻制まで筆を進めたのは少し先走りすぎかもしれない。この点は、1万~5万年前のヒトの婚姻形態、つまり原初的な婚姻形態が考古学等何らかの形で明確化されてから議論するべきか。ただし、男性優位は文化的所産だが、女性優位が原初的という可能性が示唆される点は、発想の相対化という意味で興味深いところ。
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赤の女王仮説をめぐるマット・リドレーの名著。 生物は、赤の女王のように走り続けなければ落ちてしまうというこの話は、今でも衝撃。
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