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「わかる」ということの意味 子どもと教育
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「わかる」ということの意味 子どもと教育

佐伯胖(著者)

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「わかる」ということの意味 子どもと教育

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 1995/09/27
JAN 9784000039390

「わかる」ということの意味

¥2,420

商品レビュー

4.1

13件のお客様レビュー

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2024/10/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ある研修にて大学教授の方が紹介されていたので購入。 面白い。これに尽きる。 40年以上前に出版された本だが中身は現代でも十分通用するものだと思う。 子どもは常にわかろうとしている。 この言葉が本書の始まりの言葉であり、言わんとすることである。 「わかる」の4条件として、 ①問題が解決できる ②なぜそうなるのか根拠が言える ③現実と結びついている ④世界が広がる といったことが示されている。 これもなるほどと思ったが、それよりも、わかることとできることが活発に相互作用することで(つまり中心的な問いを適切に入れ替えることで)、「深い」わかる・できるにたどり着くといった箇所に強く共感した。 わかるとできる。どっちが先とか後とかではない。 どちらも大切。 また他に印象に残ったのは、筆者のアメリカの大学院でのエピソードである。どれだけ広く知見を持っているかということより、自分はどう考えるかということが何よりも重要。アメリカって感じ。 これは前に近所のお寺に貼ってあった 自分は探すものではなくつくるものである という言葉にもつながる。 自分も意識したい。意識しよう。 大人がわかろうとすることで、子どももわかろうとする。大人も子どもも平等である。 パワーワードがたくさん出てきた素敵な本だった。

Posted by ブクログ

2024/03/03

タイトル以上の内容で、自分にとってとても良い内容だったので文句なく星5つです。僭越ながら、自分が普段考えていること、経験していることと合致することが多くまさに納得、この本を読んで「わかった!」となりました。 「小さな世界を拡大する」 これは子どもたちとプログラミングをやっていて...

タイトル以上の内容で、自分にとってとても良い内容だったので文句なく星5つです。僭越ながら、自分が普段考えていること、経験していることと合致することが多くまさに納得、この本を読んで「わかった!」となりました。 「小さな世界を拡大する」 これは子どもたちとプログラミングをやっていて実感します。小学生でも三角関数を使って動きを作る子がいますが、それは三角関数を知っているのではなく「sinを使うとふわふわ動く」ということを知っているだけなのです。その子らは高校一年生になって三角関数を習った時に納得するかもしれません。 「わかるということは、わかっていること同士が結びつく」 インスピレーションにも言えることだと感じています。インスピレーション(ひらめき)というのは何もないところに突然やってこない。頭の中に溜め込んだガラクタみたいなものが、ある日ガタガタと音を立てて合体してできるもの。そんなイメージを持っているのですが、もしかするとそれが「わかった」瞬間なのだと思います。 先生と子どもは一緒に文化や知識に参加する存在で、先生は子どもに対して援助する存在であるという考え方もとても納得できます。 自分が子どもたちと関わる経験の中で得たものがみごとに言語化されていて納得の連続でした。 40年以上前の本ですが、それはまったく関係ありません。子どもたちの関わるすべての大人(関わらない人は少ないと思うのですが)に読んでもらいたい本です。

Posted by ブクログ

2020/02/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「知る」、「わかる」、「できる」…同じように使ってしまいがちだけど違う。「できる」は出てこなかったけど。「わからなくても、できる」ことはあり得る。

Posted by ブクログ