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幕末の天皇 講談社選書メチエ26
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幕末の天皇 講談社選書メチエ26

藤田覚(著者)

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幕末の天皇 講談社選書メチエ26

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 1994/09/10
JAN 9784062580267

幕末の天皇

¥1,760

商品レビュー

4

6件のお客様レビュー

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2019/01/11

光格天皇、孝明天皇という近代天皇制につながる幕末の2人の天皇に焦点を当て、幕末政治史を描く。 孝明天皇はともかく、光格天皇は、あまり取り上げられることもないが、天皇の君主意識・国家意識の芽生えとして幕末維新に向け重要な役割を果たしたことがよくわかった。御所千度参りなど、知らない興...

光格天皇、孝明天皇という近代天皇制につながる幕末の2人の天皇に焦点を当て、幕末政治史を描く。 孝明天皇はともかく、光格天皇は、あまり取り上げられることもないが、天皇の君主意識・国家意識の芽生えとして幕末維新に向け重要な役割を果たしたことがよくわかった。御所千度参りなど、知らない興味深い事実もあった。 孝明天皇については、その頑固なまでの鎖国攘夷意識が反幕府勢力等の結集につながり、その後の王政復古、討幕の原動力の一つとなったが、本人は「江戸時代の天皇の枠組み」に固執し、幕末政治の舞台で孤立していくという逆説的な側面が興味深かった。

Posted by ブクログ

2017/01/03
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※このレビューにはネタバレを含みます

1994年刊行。著者は東京大学史料編纂所教授。  江戸時代初期、家康・秀忠らにより極限まで権力から除外された天皇は、幕末維新期、玉とも錦の御旗ともなって、争奪戦が繰り広げられるほど価値や権威、地位を回復させた。  その経緯は江戸期最後の天皇孝明天皇を見るだけでは足りず、その前史から検討していく必要がある。かかる観点から、孝明より二代前の光格天皇から筆を起こす(ただし、説明のための最低限の前史は除く)。  そして、この光格天皇の天皇としての自負に彩られた個性と行為が、それまでの公武の関係に風穴を開けていく状況を活写するのだ。  単純な解釈は避けたいが、天明期以降、天皇家は人を得たが、将軍家は人を得なかった。こういう解釈も成り立つような気がする。

Posted by ブクログ

2013/08/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なぜ、江戸末期に幕府が条約の勅許を天皇に求めるほど、天皇の威信が回復できたのか?この謎に、孝明天皇とその祖父・光格天皇の2人の人生から迫ります。閑院宮典仁親王の六男として生まれ、傍系の出身として、皇統へのこだわり、そして新嘗祭を始め、天皇家の様々な行事の復活、そもそも"天皇"という呼称そのものが、光格の死去に伴う諡として、約900年ぶりに復活し、当時の人々が吃驚したこと。そして天明の飢饉に伴う幕府権威の失墜が偶然に重なる。これらによって、幕府は朝廷の意向確認という実績が出来てしまう。この2つの権力の駆け引き。そして孫の孝明の純粋な尊王攘夷、公武合体路線、若すぎる突然の死(毒殺か病死か?)本居宣長以来の国学により「天皇を中心とした神の国」が出来ていったプロセスがよく分かる、迫力のある本でした。ぜひお薦め本です。

Posted by ブクログ