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「戦後補償」を考える 講談社現代新書1213
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社/ |
| 発売年月日 | 1994/08/20 |
| JAN | 9784061492134 |
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「戦後補償」を考える
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「戦後補償」を考える
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日本がかつて侵略した中国、朝鮮半島、そしてアジアの各国。既にこの戦争を経験した世代の多くは鬼籍に入り、戦争を知らない戦後世代のみの日本になりつつある。アジア•太平洋戦争を歴史の授業でしか学んだ事はないし、単なる試験勉強として、歴史上の単語として記憶しただけの人がいたなら、日本が当...
日本がかつて侵略した中国、朝鮮半島、そしてアジアの各国。既にこの戦争を経験した世代の多くは鬼籍に入り、戦争を知らない戦後世代のみの日本になりつつある。アジア•太平洋戦争を歴史の授業でしか学んだ事はないし、単なる試験勉強として、歴史上の単語として記憶しただけの人がいたなら、日本が当時各国に対して何をしてきたかを知らない人もいるかもしれない。それは非常に残念である一方、グローバルに仕事をする人にとって、その知識が無いことがどれ程致命的であるか、気づいてない人もいるかもしれない。確かに時代が新しくなり、世界の時計の針が同じスピードで過ぎていく以上、日本だけでは無い、当時の被害を受けた各国にも同じ様に経験した人がいなくなっているのは間違いない。だが、加害者である日本の教育と被害者である各国の歴史教育には明らかに重たさの違いがある。加害者である日本は忘れようとしても、被害を受けた側は決して忘れない心の傷を、今もなお後世に向かって伝え続けている。いじめっ子がいじめたことを忘れても、いじめられた側が生涯忘れない理論である。 戦後同じ様に責任を取り補償を続ける国がある。第二次大戦でヨーロッパ各地を蹂躙したドイツがそうだ。ドイツは自分たちがしてきた過去の過ちについて、ユダヤ人の大量虐殺をはじめとして、自分たちの犯した過去として十分な教育を行うばかりか、それが当然の様に、今なお補償を怠らない。日本人の中には、過去に国家間で賠償問題は解決済みだから、被害を訴える相手、補償を求める先が違う、というものもいるだろう。そういう人の感覚は、学校でいじめに遭ったら、学校を訴えれば良い、いじめっ子には罪がないといっている人間と一緒だろう。確かにいじめを止められなかった学校の責任はあるだろうが、いじめっ子への恨みは消えるだろうか。相手の立場で考えろというが、そういった戦後補償問題は何故か、相手の気持ちになれない人が多いと感じる。特に既にこの世に居ない親世代の問題だからと逃げる人も多いだろう。 今の日本の発展を支えてきた戦争世代。そしてその世代の築き上げた日本で、戦争を知らずに豊かな生活を送るだけでなく、先人に罪を被せ、尚且つ被害者を忘れようとする日本人。韓国人が従軍慰安婦問題を挙げ、中国人が靖国参拝への批判をするのを醒めた目で見ている人々。先ずはしっかりと歴史を学び直した方が良いであろう。その上で、今被害を受けた国々に対し、どの様な態度で接するべきかを改めて考えてみてほしい。本書はそのきっかけになる本だろう。
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