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クリスマスの猫
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クリスマスの猫

ロバート・ウェストール(著者), 坂崎麻子(訳者), ジョンロレンス

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クリスマスの猫

1,210

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 徳間書店/
発売年月日 1994/10/31
JAN 9784198601881

クリスマスの猫

¥1,210

商品レビュー

3.9

15件のお客様レビュー

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2023/12/17

1934年のクリスマスに11歳のキャロラインは牧師のおじの家にあずけられる。おじの家には意地悪な家政婦がいて、家は寒く外出は禁じられていた。 庭で見つけた猫に食べ物を分けてやり、庭に忍び込んでいた少年と仲良くなる。 上流階級と労働者階級、街には失業者で溢れていて猫や犬に食べさせ...

1934年のクリスマスに11歳のキャロラインは牧師のおじの家にあずけられる。おじの家には意地悪な家政婦がいて、家は寒く外出は禁じられていた。 庭で見つけた猫に食べ物を分けてやり、庭に忍び込んでいた少年と仲良くなる。 上流階級と労働者階級、街には失業者で溢れていて猫や犬に食べさせる余裕もないといった当時の様子も分かりやすい。 クリスマスはこうでなくっちゃというラストに心温まった。

Posted by ブクログ

2022/12/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1934年冬、上流階級の子キャロラインは教区牧師のおじさんの家に預けられることになるが家に到着すると性悪な家政婦のミセス・ブリンドリーに追い払われる。とてもつまらない生活の中で家の塀を乗り越えて家にやってきた町の少年ボビーと仲良くなる。 2人にハッピーなクリスマスはやってくるだろうか? 90年前のイギリスの階級社会を体感しつつ、イギリスのクリスマスを味わうことができました。最後はほっこり。 最初ボビーが「宗教は大衆を酔わすアヘンである」(P36)や「革命がおこったら、われわれはその時計を国有化する。」(P37)と言い出したり、さらにキャロラインのモノローグで「労働者たちはこの銀行を襲って、まず手始めにこの人を手ぢかの街灯につるしちゃうだろう。」(P63)や「ミセス・ブリンドリーだって使用人のはずだ。」(P65)と思い至るくだりは、なかなか今の日本人にはない発想だなと感じました。イギリスだと今でも当たり前なのかな。 ミンスパイ、食べてみたいなぁ…とふと思ったらクックパッドにありました。英国大使館の公式キッチンのミンスパイ https://cookpad.com/recipe/2439579

Posted by ブクログ

2020/12/06

すんばらしいクリスマスストーリーに、カフェのすみっこで泣いてました←不審なおばちゃん。。 イギリスだけでなく、ヨーロッパの物語にはやっぱり貧富というよりも階級の差のことが描かれますね。本当に憎らしいんだけど、それが子どもたちのお話しとなると、なんて清々...

すんばらしいクリスマスストーリーに、カフェのすみっこで泣いてました←不審なおばちゃん。。 イギリスだけでなく、ヨーロッパの物語にはやっぱり貧富というよりも階級の差のことが描かれますね。本当に憎らしいんだけど、それが子どもたちのお話しとなると、なんて清々しいんでしょ! どの階級にもそれぞれ素晴らしい人、憎らしい人がいて、子どもたちは、愛のある人のもとへ導かれる。 ブルジョアな家庭で育つキャロラインは、クリスマスシーズンを牧師である叔父の家に預けられてしまう。おじさんは優しいけれど孤独で寡黙な人。街の人からいつしか敬遠されている。 おじさんの牧師館に仕える家政婦が悪い女! 牧師館から出られないキャロラインは、馬小屋で見つけた痩せっぽっちの猫に隠れて餌をやることに楽しみわを見つけていた。 ほどなくしてボビーという男の子と庭の塀越しに出会い、内緒で街へと抜け出して、牧師館が街の人たちからどう思われているのか知るようになる。また、街の人たちの本当の暮らしぶりを目の当たりにするのでした… そこから先の二人のスパイごっこは、素晴らしいクリスマスの絵葉書のような出来事へとつながるのです。。 あ〜!こんな素敵なお話しがあったなんてねぇ。知らないまま生きていくところでした! そんな人生もったいない。

Posted by ブクログ

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