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昭和金融恐慌史 講談社学術文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 1993/03/10 |
JAN | 9784061590663 |
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昭和金融恐慌史
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昭和金融恐慌史
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商品レビュー
3.4
14件のお客様レビュー
石橋湛山とともに、在野のエコノミストとして活動をおこなった高橋亀吉が中心となって、昭和恐慌の原因をさぐるとともに、その経緯をたどっている本です。 著者たちは、「昭和金融大恐慌史は、その誘発原因よりも、その遠因なり、近因なりの真相の究明が最も重大なポイントになる」と語り、日本の銀...
石橋湛山とともに、在野のエコノミストとして活動をおこなった高橋亀吉が中心となって、昭和恐慌の原因をさぐるとともに、その経緯をたどっている本です。 著者たちは、「昭和金融大恐慌史は、その誘発原因よりも、その遠因なり、近因なりの真相の究明が最も重大なポイントになる」と語り、日本の銀行制度の「前近代性」が深刻な恐慌を引き起こした根本的な原因だと指摘しています。この「前近代性」とは、日本の銀行が機関銀行としての性格をもっており、密接な関係をもつ取引先に対して放漫な融資をおこなってきたことを意味しています。とくに、恐慌の中心となった鈴木商店と台湾銀行の癒着の実態について、くわしい解説がなされています。 また、関東大震災後に政府による緊急措置がとられたものの、すでに破綻に瀕していた会社や銀行の延命措置のために利用され、近代化が遅れたことで、その後の恐慌の深刻化を引き起こしたことが指摘されています。こうした原因の検討がなされたうえで、金解禁にいたるまでの政策決定のプロセスや、取り付け騒ぎにはじまる恐慌の経緯についての説明がなされています。 著者の一人である森垣淑は、1993年に文庫化されるにあたって書かれた「はしがき」で、バブル崩壊という当時の日本の状況に触れて、「近代化いまだ不十分というべきか」と嘆じています。
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専門書だが、あいにくこの分野に対する知識はゼロに等しい。とりあえず理解できるところだけをかいつまみながら、そのほかの部分は糸を通すようにして読んでいった。しかし、教科書的に理解していた当時の金融恐慌も、こうして詳細に知るとさまざまな要因があったのだと(当たり前だが)、気付かされる...
専門書だが、あいにくこの分野に対する知識はゼロに等しい。とりあえず理解できるところだけをかいつまみながら、そのほかの部分は糸を通すようにして読んでいった。しかし、教科書的に理解していた当時の金融恐慌も、こうして詳細に知るとさまざまな要因があったのだと(当たり前だが)、気付かされる。
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高橋亀吉 「 昭和金融恐慌史 」昭和2年の金融恐慌の原因を究明した本。小銀行の濫立が 金融恐慌に至った経緯がよくわかる。小銀行の濫立は 現代の仮想通貨業者の濫立と結びつく。 時代に遅れた銀行制度=産業の銀行の強い結合→小銀行の放漫経営→預金者の取付騒ぎ→銀行倒産 恐慌の原因 ...
高橋亀吉 「 昭和金融恐慌史 」昭和2年の金融恐慌の原因を究明した本。小銀行の濫立が 金融恐慌に至った経緯がよくわかる。小銀行の濫立は 現代の仮想通貨業者の濫立と結びつく。 時代に遅れた銀行制度=産業の銀行の強い結合→小銀行の放漫経営→預金者の取付騒ぎ→銀行倒産 恐慌の原因 *蔵相の失言→渡辺銀行への取付騒ぎ(預金者の預金払戻) *台湾銀行と鈴木商店の絶縁→鈴木の経営する銀行の取付騒ぎ *台湾銀行、十五銀行(華族銀行)の休業
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