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差異と欲望 ブルデュー『ディスタンクシオン』を読む
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差異と欲望 ブルデュー『ディスタンクシオン』を読む

石井洋二郎(著者)

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差異と欲望 ブルデュー『ディスタンクシオン』を読む

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 藤原書店
発売年月日 1993/11/15
JAN 9784938661823

差異と欲望

¥3,845

商品レビュー

4.5

9件のお客様レビュー

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2025/03/30

ブルデューの名著ディスタンクシオンの解説書。自ら選んでいると思い込んでいる趣味は実は階級などの社会的地位によって規定されている。この観点は面白いと思った。たしかに、趣味として乗馬や観劇はハイクラスなイメージがあるのでそりゃそうだろうとも思ったが、面白いのはそれだけではない。ある趣...

ブルデューの名著ディスタンクシオンの解説書。自ら選んでいると思い込んでいる趣味は実は階級などの社会的地位によって規定されている。この観点は面白いと思った。たしかに、趣味として乗馬や観劇はハイクラスなイメージがあるのでそりゃそうだろうとも思ったが、面白いのはそれだけではない。ある趣味、趣向を象徴として周りとの差別化、ポジショニングを常にしている(象徴闘争)というのだ。これは、自分がメジャーなものやミーハーを嫌う性向を見事に言い当てられている。自分は、同質化していそうだと思うとすぐに差別化を図る。記せば恥ずかしくなるくらいには敢えてやっているのか、というほどに差別化への欲望のまま生きている気がした。その根源にあるのがハビトゥスというものらしい。 また、自分が一生懸命教養を増やそうとしているのは中間階級の上昇志向に過ぎず、支配階級が家庭環境などで培ってきた文化資本には追いつけるはずもない、という残酷さも認識させられた。とはいえ、ハビトゥスが決定論的なものではないという希望も記されていた。つまり、教養を学ぶことや身なりを整えたり、歩き方や立ち振る舞いを変えていくことなど、少しずつ意識的に変化させることで文化資本を蓄積していくことはできる。何が何でも支配階級に登り詰めてやろう、などとは考えていない。ただ、好奇心(実は上への憧れかもしれないが)に突き動かれながらも今後も教養を蓄積して、人生を豊かにしていきたい。

Posted by ブクログ

2021/01/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 「ディスタンクシオン」=違い、区別。  「三つ子の魂百までも」という言葉があるが、後から社会資本や経済資本を増やしたとしても幼年期に慣れ親しんだ文化的資本は変わり難い。特に「味覚」が典型的であるという。文化的資本の多い・少ないは当人の佇まい(振る舞い・行動)にも現れる。その人を見れば社会的資本の高が分かる、つまり区別できるということなのだと理解した。  文化的資本の比較的高いと思われる人とお付き合いすることがあるのだが、「お里が知れる」ということでやはり区別ができてしまうようだ。とはいえ文化的資本が低いことはわかるがその中での高低は逆に見えない。同じ様なレベルにある人同士は解像度を高く見えるということなのだと思われる。  ルータイスのアファメーション、それにもどつく苫米地英人氏のTPIE等のコーチング、ナポレオン・ヒル等を参照することなく、成功者というのはその壁を乗り越えるだけのチカラを持っている。他者を理解する・その人の視野でものを見るという意味では「ディスタンクオン」は役立つ。あくまでも傾向性の話であり決定論できなものではないということだと思っている。

Posted by ブクログ

2020/07/04

「ディスタンクシオンとは結局のところ、社会に生命を与える最も根源的な集合的欲望の別名にほかならない。」 面白い。非常に。 ただ、経済資本の弱い学生には高いっす!買ってよかったけども!!

Posted by ブクログ