1,800円以上の注文で送料無料
知と意味の位相 ウェーバー思想世界への序論
  • 新品
  • 書籍
  • 書籍
  • 1215-02-09

知と意味の位相 ウェーバー思想世界への序論

雀部幸隆【著】

追加する に追加する

知と意味の位相 ウェーバー思想世界への序論

6,408

獲得ポイント58P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 恒星社厚生閣/
発売年月日 1993/03/25
JAN 9784769907503

知と意味の位相

¥6,408

商品レビュー

3

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2026/04/30

近代社会において脱魔術化と合理化が進行していくことを論じたヴェーバーが、そのような社会に生きるわれわれにとってどのような倫理が望ましいと考えていたのかという問題を、とくにヴェーバーのニーチェ受容のありかたに注目して考察している本です。 理性の自律を原理として構築されたカント倫理...

近代社会において脱魔術化と合理化が進行していくことを論じたヴェーバーが、そのような社会に生きるわれわれにとってどのような倫理が望ましいと考えていたのかという問題を、とくにヴェーバーのニーチェ受容のありかたに注目して考察している本です。 理性の自律を原理として構築されたカント倫理学は、キリスト教の権威から解放された近代という時代に特有の倫理思想とみなされることもあります。しかし著者は、カントの説く道徳法則には、キリスト教の影響が刻印されていることを指摘します。ニーチェもまた、このことに気づいており、キリスト教道徳とカント倫理学をともに克服して、永遠回帰にもとづく超人の生を称揚する思想を提起しました。 ところで、近年のヴェーバー研究では、ヴェーバーの思想がニーチェから大きな影響を受けていたといわれることがあります。しかし著者は、ニーチェの永遠回帰の思想に対しては、ヴェーバーは距離を置いていたと主張します。そのことは、「われわれはあたかも永遠回帰が存在するかのように生きるべきだ」というジンメルのニーチェ解釈に、ヴェーバーが同意をあたえていたことに示されています。ヴェーバーは、永遠回帰が実在しないことを受け入れ、あらゆる価値の転換をとなえる熱狂主義を排して、脱魔術化と合理化が進行する近代社会において生きるうえでわれわれが採用するべき倫理のありかたをさがし求めていたのです。 ヴェーバーは『宗教社会学論集』の「中間考察」において、政治による救済、美的救済、エロースによる救済などに検討をくわえたうえで、近代以降の時代を生きるわれわれにとって、あらゆる熱狂主義はもはや維持しがたいことを認めています。ただしそれは、ニヒリズムを帰結するわけではありません。著者は、病気回復後のヴェーバーが、規範から逸脱した人びとに対する態度を軟化させていることを指摘して、熱狂主義を排しつつも、この世に生を受けた人間が、この世を生きるに値するものにしようと積極的に働きかけることを望ましい生きかたと考えるようになったのではないかと論じています。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品

履歴をすべて削除しました