商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 彩流社 |
発売年月日 | 1993/04/15 |
JAN | 9784882022527 |
- 書籍
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あさま山荘1972(上)
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あさま山荘1972(上)
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商品レビュー
3.8
6件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
当時の米国による共産化封じ込め政策としての「戦争(暴力)」が、ある意味、それに追従する日本政府への反感(日米安保、沖縄基地問題、三里塚闘争等)、そして、それに抗うため、共産革命の名のもと「暴力」の肯定につながってしまったものと解する。 その正義感から労働者を解放する革命を胸に抱いた普通の若者が、体制に抗うための暴力に傾倒していく様子が生々しく語られている
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あさま山荘事件の犯人グループのリーダーの手記。 残酷な思想を持つ者というより、時代背景から考えれば普通の部類に入る若者が、要所要所で思考停止をした結果、残虐な殺人を犯したのだと感じました。
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山本直樹の「レッド」を読んだことを切っ掛けに連合赤軍事件に興味を持ち、この本を読んだ。 所々左翼用語が出てきたりするので、そのへんの知識がないとちょっと読みづらい箇所もある。 著者の坂口弘は典型的な「不器用な昭和の男」というタイプで、共感できる部分もないわけじゃないが、ちょっと...
山本直樹の「レッド」を読んだことを切っ掛けに連合赤軍事件に興味を持ち、この本を読んだ。 所々左翼用語が出てきたりするので、そのへんの知識がないとちょっと読みづらい箇所もある。 著者の坂口弘は典型的な「不器用な昭和の男」というタイプで、共感できる部分もないわけじゃないが、ちょっとヘタレすぎだと思う。 次第に過激な武力路線に染まっていく妻・永田洋子に対して、心の中では色々文句を言いつつも結局はいつも従ってしまう感じが。 坂口がちゃんと永田を止めれば回避できた出来事も、上巻の時点では結構あった気がする。 彼の文章は亡くなった人への謝罪の気持ちはありつつも「自分はあくまで森と永田に翻弄された被害者」というスタンスで書かれている気がして、そのへんの自分の責任についてあまりよく分かっていないのではという気がした。
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