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行為論の展開
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吉沢伝三郎【編】

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商品詳細

内容紹介 内容:カントとドイツ観念論をめぐって 意志の自由と行為 久呉高之著. ドイツ観念論と行為 山口誠一著. 相互承認としての行為 大西正人著. 行為の意味と人間存在 徳増多加志著. ニ-チェをめぐって ニ-チェの行為論 吉沢伝三郎著. 良心と同情 水野清志著. 趣味と行為 関塚正嗣著. 現代的観点から ハイデガ-の行為論 岡田紀子著. シュッツの社会的行為論 浜井修著. 共同行為論 清水哲郎著. <ふるまい>と<ふり> 坂部恵著
販売会社/発売会社 南窓社
発売年月日 1993/10/31
JAN 9784816501197

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2020/03/21

編者である吉沢伝三郎の古稀記念論文集として企画された本で、吉沢をはじめ11人の論者が「行為」というテーマについて哲学的観点から考察をおこなっています。 ドイツ哲学における「行為」の問題を論じた論文が多く、カントとドイツ観念論における行為の問題をあつかった第一部、ニーチェの行為論...

編者である吉沢伝三郎の古稀記念論文集として企画された本で、吉沢をはじめ11人の論者が「行為」というテーマについて哲学的観点から考察をおこなっています。 ドイツ哲学における「行為」の問題を論じた論文が多く、カントとドイツ観念論における行為の問題をあつかった第一部、ニーチェの行為論をあつかった第二部、そしてハイデガーやシュッツらの行為論にかんする論文などを収録している第三部から成っています。 ウィリアム・オッカムの研究者である清水哲郎の論文「共同行為論」と、カントの研究者である坂部恵の論文「〈ふるまい〉と〈ふり〉」は、論者自身の行為論が展開されています。清水は、医療の現場における医者と患者とのかかわりあいを「共同行為」としてとらえなおすという意図にもとづいて、主体が他者とともに一つの行為に参与することについて考察をおこなっています。また坂部は、行為を意味する「ふるまい」ということばに「ふり」すなわちミメーシスが含まれているということに注目し、アリストテレスの『詩学』におけるミメーシス論へと立ち返りつつ、独自の行為論を展開しています。

Posted by ブクログ

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