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缶コーヒー風景論
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缶コーヒー風景論

山崎幹夫【著】

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缶コーヒー風景論

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 洋泉社/
発売年月日 1993/12/01
JAN 9784896911336

缶コーヒー風景論

¥1,650

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2022/12/14

世の中にはいろいろなものを集める人がいる。「マツコの知らない世界」や「タモリ倶楽部」や「博士ちゃん」を見ていると、個性豊かな方々が登場して驚く。 著者は缶コーヒーに取りつかれてついには本を出版するまでになった。 缶コーヒーと言えばUCCが浮かんでくる。1969年...

世の中にはいろいろなものを集める人がいる。「マツコの知らない世界」や「タモリ倶楽部」や「博士ちゃん」を見ていると、個性豊かな方々が登場して驚く。 著者は缶コーヒーに取りつかれてついには本を出版するまでになった。 缶コーヒーと言えばUCCが浮かんでくる。1969年に最初に缶コーヒーを発売したからだ。 最初はなかなか売れなかったが、冷やたり暖めることで夏でも冬でも売れることで状況が変わった。 この頃の缶を見ると「ブレンド」や「マイルド」が目立つと著者は感想を述べている。 今にして思えば、とっても素朴なネーミングであると同時に、何やら「コーヒー牛乳」と「コーヒー」のあいだでモジモジしているように思えてくるとも述べている。 そんな時代があったのかとふと思った。 「変わり種缶コーヒー」を紹介している。意外なコラボに目が点になった。それは「ウーロンコーヒー」だ。エンジェルマークの森永製菓が発売していた。 著者は試しに飲んだところ、以外に美味しかったと感想を述べている。 売れ行きは当然よくなく、あっという間に消えたそうだ。 不思議なのは、森永製菓の上層部は試飲しなかったのか、それともウケ狙いで製造発売に許可を出したのか、このような尖った缶コーヒーを出せばどんな結果に終わるか想像がつくはずだが。 缶コーヒーなのだから豆入りは当然と思っていたが、本当の豆入の缶コーヒーかつてあった。 ベルミーのブランド名で、缶コーヒーを製造しているカネボウ(現・クラシエ)の製品。 「ビーンズパックコーヒー」という名前で、1970年代後半の商品だ。 缶の中はどうなっているのか。プラスチックフィルターが中仕切りになっていて、豆が飲み口から出てくることがない。 カネボウフーズの広報に著者が聞いたところ、ちょっと時代が早すぎたのですかねえと述べている。 こんな面白い缶コーヒーもあった。ポッカが「トランプ占い缶コーヒー」を発売していた。プルトップ付近に「今日はラッキー、いいことあるぞ」と書いてある程度だったそうだ。 1993年に発行された古本だが、缶コーヒーについて手軽に読めて面白かった。

Posted by ブクログ

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